学習協の労働学校の「労働組合教室」の講義の中で大月書店から科学的社会主義の古典の絶版のことを聞きました。このことを明らかにしたのは元全労連副議長の猿橋真(まこと)氏です。
猿橋氏は「最近になって大月書店が『国民文庫』版の科学的社会主義の古典が絶版になってしまいました。私は早速大月書店に電話をして抗議しました。マルクス・エンゲルス全集も絶版にしてCDROM版では私は使えない。大月書店は抗議を受け付けてくれなかったので大月書店の本は買わない」と参加者に言っていました。
国民文庫版だけでなく、マルクス・エンゲルス全集やレーニン全集も絶版にしました。共産党は新日本出版社からの古典の普及をしていますが、値段が1500円台で少し高いです。内容も大月書店と変わりません。共産党が科学的社会主義の古典を少しずつ軽視してきていることとも無関係ではないでしょう。