投稿する トップページ ヘルプ

「科学的社会主義」討論欄

さざ波通信29号不破批判についての感想

2002/11/26 Hegel、40代

 さざ波通信29号に、「赤旗祭り講演に見る不破氏の中国賛美」および「不破講演『レーニンと市場経済』によせて」の2つの不破批判が掲載された。じつは、私も一連の不破氏の発言に注目し、批判というよりは注文をつけてきた(不破氏の市場理論について(9/26)、 不破史の赤旗祭りでの講演について(11/15))。これらの注文の背景にある私の考え方は、11/4の、経済学の革新のために、で少し詳しく述べた。といっても、理論の内容に立ち入らないで上っ面をなでたものにすぎないが。また、関連した投稿としては、ケインズ政策雑感(11/20)、『社会の現実と経済学』(forthcoming)がある。
 というわけで、上記の2論文について何か発言ができるのではないかと思って読んだのだが、残念ながら、言わば左からの批判と右からの批判(注文)という形で、議論をかみ合わせるようなことはみあたらなかった。そこで、感想を2つ。

  1. 不破先生、ともかく議論のネタをいただきどうもありがとうございました
  2. 不破先生、立場上奥歯に物が挟まったようにしか言えないことも多々あり、歯がゆい思いをしておられると思いますが、もっと自由な立場から、先生をフォローしてくれる学者がいないのは、一体どうしたわけでしょうか。