「生産手段の社会化」は、社会主義への道筋でも何でもなく、単なるレーニン主義ではないだろうか?
日本共産党は、マルクス主義に回帰したのではなく、レーニン主義になったのだと思う。
私の参加している「医療生協組合」では、患者(組合員)に、経営責任まで押しつけてくる。
これが「生産手段の社会化」の現実版だと思う。
「患者のかかりやすい病院にするための活動」かと思って安易に支部段階の役員を引き受けたのだが、実態が全く違っていたのですぐさま役職をしりぞいたが、誤った道を歩んでいる病院の先行きが心配である。
個人がいくら誠実に真剣に取り組んだところで、相手は聞く耳が ないのだし、個人に出来ることは後ろ髪を引かれながらも、間違った活動から逃げるか、見守るしか道がないのである。
本当の社会主義への道は、人間性に満ち、楽しく愉快に平和に進行するものだと思うのだが、(医療生協の私の所属する班段階では、月一回の例会を待ちこがれて出席してくれる老人や、中年にかこまれている。)
今、日本共産党の内部にそういう平安があるだろうか。赤旗が本当にすぐれた機関誌ならば、特に拡大しなくとも増える筈だ。私が今まで機関誌を取っていた最大の理由は、日本共産党がどういう間違いを犯そうとしているかをチェックすることだった。
行き着いた先が「生産手段の社会化」では、チェックする値打ちもない。