寄らば大樹の陰 様。
お返事が大変遅れたことを率直にお詫びいたします。
以前から独特の“党用語”にシックリこないものを感じています。
最大の要因はやはり(良くも悪くも)イデオロギー色の強い党体質を感じるからでは
ないかと考えます。それから、個人的につい最近まで約11年間左派系無党派であった
こともいくらか関係していると思います。
元々党派的に事物を見ない傾向も影響しているのではないかと自己分析しています。
事物は段階的に生成発展するというスッキリしすぎた世界観・歴史発展段階論には、
いまだに違和感が残っています。
が、「いま」を生きる一青年層の率直な目で見たとき、“身内”にしか通じない
(或いは通じ難い)特殊な“党用語”のリニューアルも、もはや避けて通れないhot
issueになりうるかもしれないと思います。
難解な語にぶつかったばかりに共産党に親しみをもてない国民がいることは残念な
がら事実です。ぼくの周囲にも同様の意見はあります。三菱自動車工業にドイツ人経
営陣が就任した際、「克服すべき問題点のひとつに“三菱用語”の使用をやめること
がある」と指摘したそうです。
東西冷戦終焉とソ連崩壊があってから15年が経過しようとするいま、反グローバリ
ズム、護憲、武力なき平和、真の政治大改革を熱望する広範な国民層の心に響く代替
用語を、創出することは待ったなしではないでしょうか。
本題の“党用語”ですが、うち、いくつか気になる語群を列挙してみます。時代感 覚にマッチした別の適切な用語にリニューアルすべき時期を迎えていると考えます。
順不同)生産手段の社会化、未来社会論、ブルジョア経済学、科学的社会主義、修 正資本主義、国家独占資本主義、日和見主義、共産主義、社会主義、唯物論vs観念論、 労働者階級vs資本家階級、階級闘争、搾取、生活手段、資本主義を離脱し社会主義を めざす国々、覇権主義、絶対主義的天皇制、封建制、民主連合政権構想、ナショナル センター、統一戦線、オール与党、党外組織、党グループ、未結集党員、ニセ左翼、 確信(革新ではない。)、
以上、とりあえず列挙してみました。まともなお返事になっていませんが、良心的
な方々とならば討論を厭わないぼくなので、今後もよろしくお願いします。新保守主
義暴力へのオルタナティブ(対抗軸)を多方面から熟考していく必要は普段から痛感
しています。
また、19世紀の思想家の言説を絶対化したり、思想解釈権を独占している(と言わ
れる)不破さんの著作群にも違和感を拭えません。