山本さま、余程レーニンがお嫌いなようですね、それも喰わず嫌いというか頑
固で実に一方的な解釈です。
ブルジョワジーの支配する資本主義社会、帝国主義社会を如何に私たち労働者人民
のものに出来るのか?
ブルジョワジー、支配者は軍隊を持ち、警察権を握り、監獄を持ち、世の中のあり
とあらゆるお金と物独占的持って支配しています。
今はまた、核や強力な殺人兵器も独占的に保持しています、よく「アメリカと日本
で世界の武器の半分を持っている」と言われていますよね。
資本家や支配階級は私達がどんなことを行っても、絶対自分の利益を手放そうとは
しません。
これはマルクスやエンゲルスの時代、またレーニンやトロツキーの時代も、また今
現在も何ら変わりません。
アメリカのブッシュが今もっている全ての権力を、「ハイ」と言って誰かに渡すと
お思いですか?
この支配を打ち破ることは、イラクの現状を見ての通り、選挙や交渉や妥協では決
して達成出来ない、勝ち取ることは出来ません。
マルクスやレーニンの言う「プロレタリア独裁」とは、ごく簡単に言えば、私たち
による力、実力で敵を倒すこと、皆の力(社会の主人公、労働者を中心として市民。
農民などなどみんなです)で、私たちの云うことを聞かないブルジョワジー支配階級
をぶっ倒すことです。
社会の生産物は自然に働きかけて私たち労働者が作り出したものです、資本家がい
るから自動車や液晶テレビが作れるのではなく、労働者が働いて作り出したものです、
私たちは「自分が作ったものを自分の手に取り戻す」だけなのです。
レーニンの言う「プロレタリア独裁」とは、むやみやたらに誰かに暴力を振るうこ
とではなく、はっきり社会を支配しているブルジョワジー・支配階級にのみ向けられ
ます。
スターリンは自分の権力維持の為に、軍隊や警察、情報機関を使って、政敵や労働
者そのものにも向けたから非難されたのです。
ブルジョワジー支配者たちは、軍隊も警察を私兵のように使い、今だったら金に飽
かして斉藤さんのような「民間の傭兵」を雇うこともあるでしょう。
核兵器も、ハイテク兵器も、軍隊も、警察も、傭兵も、自分のものとして使う彼ら
に、選挙や交渉や妥協は通用しません。
過去この世界のどこをひも解いても、彼らが戦争もしないで支配権を渡したことは
一度もありません。
山本さまは暴力が嫌いなようです、私も暴力は大嫌いです、ヤーサンや右翼の人た
ちの暴力もキライだし、石原慎太郎のような公権力を盾に警察を動かして弾圧する人
も嫌いです。
しかし「科学的」と言えば、何事もスンナリ上手く行くような幻想は捨てるべきだ
と思います。
私のこの投稿も本当はいい加減かと思います、しかしレーニンが全ての悪の根源で、
科学的社会主義が全て善であるとする山本さまには呆れてしまったので、少し感想を
書いたのです、お許し下さい。
今後もう少しフランクな討論ができればいいなと思います。