>「土台が人間の意識を規定する」というマルクス主義の公式
「マルクス」がどこでそんなこと言っていますか?
「存在が意識を規定する」とは言っていたと思いますが。
だから「土台が人間の意識を(一方通行的に)規定する」とマルクス主義ひいては
日本共産党が主張していると(誤解して)長文で立論されてもなんだかな~という気
持ちがします。
以下WEB上で以下の文章を見つけましたので引用させていただきます。
私は以下の考えに近いです。
意識が存在を規定するのではなく,社会存在が意識を規定するのだから,土台の生産 関係が上部構造を規定するわけだが,それは一方的・一義的に規定するのではない。 一方的・一義的に規定すると考えるのは素朴唯物論であって,マルクス自身それを批 判している。マルクスの考えでは,ある時代の法制的・政治的諸関係,さらには科学・ 芸術・宗教などのイデオロギーはそれぞれ相対的に自立する存在で,個々の歴史的契 機において,土台から規制を受けるが,また独自の働きをしながら土台に働きかける 力ももっている。土台と上部構造の規定・被規定の関係は一方的ではなく相互的であ る。そして土台の生産関係は生産力の不断の発展によって改められるから,それに伴っ て上部構造も発展する。その総体が歴史社会の進歩であって,その契機になる諸時期 は弁証法的段階を踏むという。つまり社会の生産力が進歩するとそれまでの生産関係 に矛盾が生じ,それが上部構造で法制的な所有関係の矛盾となってあらわれる。そう なると既存の関係が生産力の発展のかせとなるから,新しい社会勢力がその社会関係 を打ち破らなくてはならない。それが社会革命で,そのようにして次々と生産様式を つくり代えていったのが人類の歴史であるという。(http://www.tabiken.com/history/doc/S/S242L100.HTM