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「科学的社会主義」討論欄

党大会について クリステイバさんの意見を読んで

2005/10/1 スカンジナビアン 50代 自営業

 スカンジナビアンです。いつもは一般投稿欄に投稿しています。
 一般投稿欄では、銀河さんの暴力革命唯一論をめぐり、私見を述べながら、批判を展開しているところです。
 この欄で、やはり暴力革命論をめぐる投稿がありましたが、是非、一般投稿欄でも議論に参加してみて下さい。
 わたしの投稿は常に、単なる反暴力革命論にとどまらず、では一体その革命によって如何なる社会を展望するのか、、というより根本的な
・・変革の内容とそれによって打ち立てられる未来社会像・・未来社会論・・
を正面に据えながらの議論となるようにしているつもりです。
 つまり、綱領路線を絡めながらと言う事でしょうが、、
 ですから、優れた意見をお持ちの方々に是非参加していただきたく思います。

 また、人文学徒さんのお勧めで原さんの投稿を読み、深く感銘を受けて、現状分析と対抗戦略の欄にも投稿していますので、私の私見へのご批判等ありましたら、お寄せください。
 大歓迎です。

 今回は直接には未来社会論ではありませんが、現代社会、とりわけ、現代社会における社会主義国の規定をめぐって、私と共産党中央のメール室とのやりとりを僭越ながら、さざ波に再送しますので、党中央の考え方と私の私見とのやりとりの中から色々ご意見をお寄せいただけたら幸いです。

>来年1月に24回党大会を開催するそうですね。その際、新しい綱領も決めるということですか。
私は30年来の赤旗読者であり、一時期は貴党員の時期もありました。
いまでは党員ではありませんが、貴党の基本政策を支持するものです。
ただ常々疑問に思うことがあります。それは世界認識といいますか、とりわけ、社会主義の問題です。不破議長の談話では、中国とベトナムとキューバが社会主義を目指している国々だそうです。
またその一方で、スエーデンや他の北欧諸国の現状はほとんど言及がなく、こと、社会主義の世界認識ではずいぶんチグハグな感じがします。
 というべきか、はたまた
社会主義と民主主義(又は民主的変革)との関係または社会民主主義との関係とそれらへの評価と認識の問題です。
これらの問題は貴党が日本国民にいかなる変革の展望を示しうるかという問題と深い関わりがあると思います。
  ・  ・  ・  ・   ・
1.中国が社会主義を目指している国と言えるのか。
その根拠は中国共産党が政権を担っているという以外どこにあるのか。
中国という国が、、というが中国国民の圧倒的多数の支持を確認して言ってるのか。確認しているなら、それは民主的総選挙によって民意が示されたのか、はたまた、国民投票によって民意が示されたのか。

  私の知る限りでは中国に於いては、そのような民主的な手続きにより、中国国民の民意が示されているということを聞いた事がない。

 より貧しいインドですら、総選挙が行われ、左翼戦線を含む会議派(反宗派陣営)が勝利して政権交代がおこなわれたし、南米のベネズエラでもチャベス革命(といっても民主的変革の一種)は何度も選挙や国民投票によって、民意の支持を確認しつつ政権を担って変革を遂行している。

 中国共産党は国民の広範かつ深い支持に依拠しながら、、ではなく、軍事力と警察力によって権力(支配機構)を維持し、政権を運営しているにすぎない。だから、国家や党の首脳でもない中央軍事委員会主席が最高権力者だったりする珍現象がおこっているのだ。
(日本でいうなら自衛隊の統合幕僚会議議長が首相や衆参議長や天皇より上位に立っているということか)

 このように中国という国は政権(含権力)が国民と乖離した制度、体制であり、こういう国を社会主義を目指す国などと単純にいうべきではないと思う。
 しいていうなら、
・・その国の主たる政権党が社会主義を将来の目標として掲げている国(本当かどうかはわからないが、、)>とでもいうかな・・位だろう。

 さらにとても重要な点は国民から乖離した党は容易に腐敗や堕落に陥りやすく、それを国民的に除去する能力と体制に乏しいために、腐敗や堕落が蓄積しやすく、その結果としてますます国民から乖離し、ついには反動に転化してしまう、
・・共産党という名のフアシスト・・というような笑えない深刻な事態もおこりうる、、

 ということだ。

 saarsや2度にわたる天安門事件も偶然ではないということだし、第3第4の天安門事件だってありうる。
 流血の事態になってあわてて、
・・いやあれは実は社会主義をめざしているじゃないかなとそうあってもらいたいな、、

と思っていたということで、・・などと言い訳しても通用しないと思うがいかがですか。

 以下は次回にします。