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「科学的社会主義」討論欄

10/28 大樹さまの「プロレタリア独裁」に反論する。

2005/11/01 ロム3

 日頃幅広い活動をされている大樹さま、現実の活動の中 から出てきた言葉に好感を持っていた私ですが、今回のご主張 は、晴天の霹靂と言いましょうか。まるで異星人が現れた気が します。

 今時、プロレタリア独裁とは、歴史を逆転させたいのかと思 います。小泉改革によって、貧富の差が拡大するでしょう。中 間層がなくなり、ひとにぎりの大金持ちと、たくさんの貧困層 があらわれてくるでしょう。かと言って、プロレタリアの独裁 などはありえないと思います。

 今は、情報の飛び交う時代、お互いの困難は、努力さえすれ ば瞬時にわかる。そこには、助け合いの精神が生まれてくるは ずです。どう助け合って行くかが、社会発展の主目的になるは ずだと思います。

 資本を悪ときめつけて、プロレタリアが資本家をこらしめて やるという思想は、20世紀の社会において、失敗に終わった ことは、周知の事実ではないでしょうか。再び同じ愚を繰り返 そうというのですか。

 資本は、必ずしも悪ではありません。経済や、科学をここま で発展させてきたのは、資本の力であり、われわれも日々その 恩恵に浴しています。封建時代にもどったら、まだランプの生 活で、寒さに震えていなければならないではないですか。資本 家は、リスクを背負って新しい技術を開拓しています。労働者 の剰余価値が正しく配分されてないのはわかりますが、明日と 、次世代の労働力の再生産が出来る賃金を要求して話しあえば いいと思います。個々にそれが成就しない時は、政治権力で決 着すべきです。その政治権力も握れないのに、なんでプロレタ リアの独裁ができるでしょうか。

 一般国民が、われわれ左翼の主張よりも、小泉氏の方が正し いと判断していることが、政治権力を握れない原因だと思いま す。
 左翼の主張にも無理があるから、ついてこないのでしょう。

>しかしマルクスやエンゲルス、またレーニンもそうですが、 「プロレタリア独裁」とは革命で政治権力を握った労働者階級 が、これまで権力を握り好き放題にして、労働者が生み出して きた剰余価値を掠め取り、溜め込んできた来たブルジョワジー 、資本家などの支配階級に対し、その全ての権力を奪い、労働 者やその他階級階層の人から搾り取って溜め込んだ利潤や財産 を、そっくり社会へ取り戻し、社会構造そのものを根底から覆 す事なのです。だから「独裁」だといっても、それは何処やら の軍事独裁政権やスターリン主義独裁とは全く違ったものです 、「プロレタリア独裁」とは、ブルジョワジーや資本家、そし てせいぜいその召使たちに対する「独裁」であって、それ以外 ではありません。

 革命なんて、今更やってほしくない人が大部分だと思います 。

 どこに革命勢力があるのか、しめして頂きたいと思います。

>だから何処かの政党の議長さんが仰るように、武力を伴う「 過渡期」が200年も続く訳がない、勿論世界革命、全世界の 革命の進行状況によって多少ずれるでしょうが、その過渡期は 極短期間だと思います。

 戦争の時代は、200年どころか、有史以来つづいています 。

 今世紀に入ってやっと、戦争の時代が終わりになろうとして います。それは、情報の力です。

 この情報の力も資本主義がもたらしてくれた宝物だと私は思 います。

 いまさら、力もなにもないのに、革命をやろうなんて、異星 人の人としか思えません。そういうぶっそうなことを言う人が いるから、左翼は選挙に勝てないのです。
 労働力の再生産の出来る社会を作りたいと思います。それは かならずしも賃金でなくともいい、社会保障という現物支給で もいいわけです。