>スエーデンについては、私なりにいくつか種本 がありますが、ネット>で誰でも検索できるものに、遠山哲夫 氏の北欧通信というのがありま>す。先ずは、そこから始めま しょう。あなたの言うように、現状の把>握からです。
北欧体制の礼賛者の通信を引用して、北欧礼賛になるのは至
極当然でしかなかろう。
北欧は、かつての、福祉国家政策の「破綻」をつきつけられ
、保守側が台頭しているという情勢でさえある。つまり、経済
政策・財政政策上、それらを実施してきた、国家独占資本主義
政策が北欧でも「破綻」しているという事実を見なくてはなら
ない。
>例えば、銀河さんの現状認識に大きな疑問を持つのはこれを 読めば、当然のことと思いますよ。
銀河さんは、レーニン理論を忠実に表現しているゆえに、帝 国主義社民の立場である、スカンジナビアン氏からすれば、批 判対象でしょう。しかし、帝国主義社民の限界をつくレーニン の理論に忠実な銀河氏の主張が、スカンジナビアン氏の理想を 、現実で粉砕するということです。ちなみに、スカンジナビア ン氏は、寄らば大樹の陰さんや、銀河さん、そして私の主張す るソ連の崩壊とは、スターリン路線の破綻であるということが 理解できていないゆえに、ソ連「社会主義」の破綻に対抗する かたちで、北欧「社会主義」を礼賛するということだと思われ ます。
北欧社民が瓦解しているのは、これまでの国家独占資本主義 政策=社会福祉国家体制が、経済政策的にも財政政策的にも、 限界が生じてきたということです。つまり、それを基盤として きた経済体制がもちなくなってきたことを示しています。それ が証拠に、長く政権についてきた北欧社民党の支持が低迷し、 財政危機を理由に福祉国家を転換しようとする保守側が選挙で 勝利することがしばしばあるようになっているからです。つま り、北欧社民は、資本家から福祉国家体制の転換をつきつけら れているということなのです。本質的に、北欧社民の体制とは 、ソ連「スターリン主義」に接していた地域であり、それらの 予防上、資本主義でも労働者を公平に食わしていけるという体 制を装うことで、革命の予防を促してきたといってもいいわけ です。この点、ドイツ社民党も同じようなものだといっていい でしょう。しかし、ソ連スーリン主義が崩壊し、東欧も解体し ていったために、北欧諸国は、革命の予防をする必要はなくな ります。そこで、わざわざ財政赤字を覚悟で社会福祉を手厚く 保護することで、労働者への予防反革命をする必要性が薄れた ということだと思います。それが、北欧・・・(文字化け )・・・ソ連「社会主義」が崩壊したから、私たち北欧 の「社会主義」が素晴らしいだろうなどと、宣伝してる北欧の 社民党はなく、逆に、財政赤字解消を突きつけられ、福祉国家 の転換を主張する資本家政党からのバッシングを受けているの が実情なのです。つまり北欧の資本家側は、ソ連の脅威がなく なったから、労働者への予防反革命である保護をなくせとせま っているのです。帝国主義社民とは、資本家に対する「譲歩・ 妥協」の産物ですから、当然、資本家のこうした主張を阻止し えるようなものはもっていないといえるでしょう。
>(以下引用に際しての敬称略)いくつか紹介しましょう。
銀河曰く
・・<基本的人権・自由を否定>・・
・・誰が最も多くの人権を持ち、誰が全く人権を否定されてい るかと>言う事が問題なのだ。・・
1、ここでは、戦前の日本や軍事独裁下の韓国と、戦後の一定 の民主化された、(現行憲法はその最高法規と一応なっている )戦後の日本や、民主化を勝ち取った現在の韓国との区別がな されていない。
それならば、労働者人民が(現行憲法下で)全く人権を否定 されて>いるのなら、現行憲法を守る運動など銀河さんにとっ てどれほどの意味があるのだろうか?
まず、スカンジナビアン氏の独りよがりの挑発だといえるが 、スカンジナビアン氏は、現行憲法がブルジョア憲法だという 認識と同時に、労働者への戦争動員を否定する約束をした憲法 だということを理解できているのだろうか?なぜ銀河さんが、 九条解体=日帝の戦争国家化を阻止するために、改憲を阻止し ようとしているのかを、スカンジナビアン氏は理解できていな いだけではないのか?
>他の人々と比べて、明らかに、その意義が低いのではないか ?という疑いが当然のこととして出てくるわけです。
つまり、社会の発展を見ようとしない、認めたくない、
社会の発展・・・「反ディーリング論」的な「空想から科学 へ」的思考はスターリ二ストの典型的発想にすぎないと思いま すね。
>という動機が暴力革命論者にはあると思いますよ。
「空想から科学へ」つまり「科学的社会主義」という理論の 立場の方々は、恰も、自然にそのうちに、社会は進歩し社会主 義になるかのような、主張をするわけですが、それは自然科学 =社会科学を同一視した、スータリン主義そのものの見解にす ぎないわけです。歴史=論理といいかえてもいいが、「反ディ ーリング論」や「自然の弁証法」をもってきて、自然科学=社 会科学と認識し、社会進歩とともに社会主義に自動的に移行し てしまうような空想を科学的社会主義だなどといっているにす ぎないわけです。
しかし、事実は、マルクスの時代から、イギリス労働運動が 暴力的に闘われ、普通選挙権を獲得したし、ロシア革命では、 ソビエト運動が革命的に闘われたからロシア革命は勝利したわ けです。
そもそも、イギリスやフランスなどのブルジョア市民革命そ のものが、暴力革命だったという事実をスカンジナビアン氏は 説明するのでしょうか?反動的な立場でフランス革命を反動的 に暴力的で悪いものだと評論している保守反動評論家のように スカンジナビアン氏は取り繕うのだろうか?とすれば、スカン ジナビアン氏は、反動だということになるでしょう。もっとも 、スカンジナビアン氏は、社民に転向した、転向スターリ二ス トだと思いますが。
>一種の窮乏化待望論に陥るわけです。
窮乏化という言葉はスターリ二ストらが使用してきたし、反
共主義者どもが、マルクス主義を批判するさいにしようしてき
た言葉であり、そもそも、資本主義の窮乏化なんかを説明した
のがマルクス主義でもなんでもないわけです。マルクスは、賃
労働と資本の階級対立が資本主義の矛盾と看破し、レーニンは
帝国主義の不均等発展が戦争という形でしか矛盾を除去できな
いと看破したわけで
す。
窮乏化待望論だとしてその指摘をかわそうとしてきたのはブ
ルジョアジーや反共産主義者らでしかありませんね。
>第三次世界大戦が迫っているなどと銀河さんが声高に主張す るのも、一種の窮乏化待望論なわけです。(妄想でしょうが)
第三次大戦論については、私は肯定しているわけではないが 、帝国主義の対立は現代帝国主義においても、本質的に貫徹さ れているし、ソ連崩壊以降、帝国主義の本質はむしろ、激化し ていくといえるだろうと思います。
実際、経済ブロック化が進行しており、ドル体制・パクスア メリカーナはほころび始めている。そのほころびをアメリカは 唯一・絶対的・圧倒的な軍事展開=戦争で取り繕うとしている ということです。
つまり、ソ連の次の脅威は、「テロリスト」や「アメリカに 対抗する国」なんだ体裁づけて、戦争放火者となって、実は、 自国アメリカ帝国主義の権益を拡大しているわけです。
だから、その他の帝国主義国も自国帝国主義の市場確保のた めに、戦争に参戦せざるをえないわけです。もっとも、イラク 戦争では、ドルとユーロの対立が本質的にあり、欧州帝国主義 は戦争に反対した。
しかし、反対だからといって、イラクを軍事支援したり、ア メリカの無法だといってアメリカと対峙できうる軍事力はいま のところ欧州にはない。
だからアメリカの一人がちになってしまっている。そういう 状況です。
そもそも、第二次大戦は、アメリカ以外の帝国主義国の資本 設備を破壊しつくしたわけで、アメリカが唯一絶対的・圧倒的 軍事力をはじめからほこったわけだが、帝国主義の不均等発展 によって、欧州や日本帝国主義経済が復権しアメリカをしのぐ ほどになった。
だから、アメリカは唯一巨大な軍事力を展開して、アメリカ 経済の破綻を防衛しているということなのです。
アジアでは、ユーロのアジア版ともいえるアジア経済圏構想 が日本帝国主義を中軸にして推進されようとしてきたが、アメ リカはそれをつぶしてきたわけです。
それが、北朝鮮核査察問題や中国脅威論というかたちで、極 東地域を煽って、アメリカの軍事展開を注入して、日本帝国主 義のアジア経済圏構想をたたきつぶしているといえるわけです 。
日本帝国主義は、こうしたアメリカ帝国主義の本音と、アメ
リカの軍事力を承知しているが、日本帝国主義の延命は、アジ
アブロック経済圏しかないとトヨタ会長が提言しているように
、極東市場を日本帝国主義が争奪しなければならないと資本家
らは認識しているわけです。
つまり、満州事変のように、極東市場争奪が今日の現代帝国
主義でも貫徹されているということなのです。
戦争とは外交の手段の現象ですから、外交が平和裏にすすめ
られなくなった場合は、大戦になってもおかしくはないわけで
す。
第三次大戦といえば、とてつもないものを想像するが、第二
次大戦もブロック化を発端とするものであり、市場を「持てる
国」と「持たざる国」との対立らほかならなかったわけであり
、最後にアメリカとソ連が参戦していくことで、大戦化してい
ったにすぎないのです。
第一次大戦も第二次大戦も局地的紛争・国際紛争から発生し
ていったわけですから、第三次大戦が起こりえないと断言する
ことはできないのです。銀河さんは、第三次大戦を要望してい
るのではなしに、現代帝国主義の矛盾として、戦争という現実
をついているのです。
実際、アメリカはその手段をばしばし使っているわけです。
本音とすれば日帝も戦争という手段を使いたいと思います。で
なければ、市場を奪われてしまうわけですから。だから、改憲
が突き出されているわけです。
>これはなにも銀河さんだけに限らず、他の過激派にも共通に 見られる、ごく一般的な現象です。
過激派とたやすくいうのは、簡単ですが、レーニンが革命を 指導し勝利した時代、日本帝国主義国内ではロシアで過激派が 権力奪取したとルジョアジーらは、宣伝してまわりました。い やしくも、マルクス主義政党を掲げるなかから、過激派キャン ペーンに自らも主張することほど、背信行為はないのではない でしょうか?ブルジョアジーどもから、そういうレッテルをつ けられるということは、むしろ当たり前なのです。
>待望?またまた君の妄想だと言う声が聞こえてきそうですが 。
妄想という言葉を使用するのは簡単だが、北欧社民が限界を つきだされているのに、盲目的に主張しているスカンジナビア ン氏の盲説には、悪意さえ感じられてならず、スカンジナビア ン氏の主張する銀河氏への悪態は、不快そのものである。
>まあしかし、自分は違っても、中核や革マルが窮乏化待望論 者であ>ることは、銀河さんも認めるでしょう。
窮乏化待望論なんてものはない。同盟・民社党系反共学者が 、マルクス主義批判をするさいに、窮乏化論を主張しているだ けにすぎない。
>私には、中核や革マルだけではなく、他の、暴力革命論者に も、ごく一般的に見られる事だと思われますが。このことは以 下に、議論を進めると良く分かりますよ。
イラク戦争にはイギリス社民である労働党は積極推進し、侵 略戦争を遂行している立場である。つまり、実際、帝国主義社 民は労働者の味方面しながら、労働者を戦場へ引きずりこんで いくものでしかないということである。志位や不破がイラク戦 争に加担している自民党政府に、国連中心主義を説教しても、 また、国連でアメリカを説得しようとも、アメリカがいうこと をきかないのだから、それは幻想でしかなかろう。
>2、では、民主主義がずっと発展しているスエーデンではど うか?
北欧通信のいくつかを紹介しましょう。
「赤旗」でかつて、ソ連礼賛と同様の思考でしかないと思い
ますね。
民主主義が発展している?という印象でしかありません。
>・・全く人権を否定されている・労働者人民の現実の姿です 。
まったく「人権」を「否定」それている、なんて銀河さんが
いつ主張しているのだろうか?
そもそも「人権」ではなく「権利」。
>A、労働者は誰でも、5週間の年次有給休暇が与えられる。
教職ならば、12週間の年休が与えられる。
重要なのは、ほぼ完全消化されているということです。
日帝やアメリカ帝国主義よりも労働者は手厚い「保護」があ りますよ、といっているだけでしかなく、改良主義を絶賛して いるだけでしかないので無意味。
>また、銀河曰く
・・他人の人権を否定する事によって、自分の人権を持つ人種 に対し>ては否定するのです。自由は誰が持っているのですか ・・
という主張がなされているが、尚さんも指摘したように、ブル ジョアも自らの、利益を守り拡大するためには、彼らのやり方 ではあるが、>必死で働かなくてはならない。つまり自分の描 いた世界の中で自分自>身もあがかなくてはならないわけだ。
スカンジナビアンは資本家も「働く人」だとして、労働者の 剰余労働を隠蔽しているだけでしょう。この発言だけでも、ス カンジナビアンの立場が露呈されているといえよう。
>だから、スエーデンでは、ブルジョア階級も堂々と5週間や それ以>上の休暇をとれるだろうが、同じ事が、この日本でで きるのかと言え>ば、それは無理だろう。
だからという根拠にはなりませんね。「この日本」でできな
いのは、帝国主義社民が政権政党ではないから。北欧は帝国主
義社民が政権に長くついてきたから。ただそれだけ。
しかし、国家独占資本主義政策は限界にぶちあたっていて、
北欧社民の破綻が現実的となっていて、改良主義の破綻があら
われている。
だから、マルクス主義でしか労働者の解放はありえない。資
本家に再分配請求というあり方は、結局破綻するものでしかな
い。
もつともソ連の破綻は一国社会主義というスターリン主義そ
のものの限界にあった。
寄らば大樹の陰さんがスターリン主義批判をしているのでる
反共主義者スカンジナビアン氏は深く考察されたい。
>そんな事をすれば、たちまち、競争に敗北してしまうのでは 、、と誰でも思うからだ。せいぜい、日本のブルジョアは2週 間が関の山だろう。スエーデンの労働者よりはるかに劣る。
誰でも?ブルジョアジーがではないのか?
>少なくとも、如何に、金があろうとも、私なら、迷わず、金 を捨ててでも、日本のブルジョアをやめて、スエーデンの教職 について、12週間の年休を悠々と取得する生活を選ぶだろう 。まあ私は小ブルにすぎないが(限りなく、労働者に近いが)
全く、スエーデンの資本家にとっても<労働者さまさま>だろ うね。
「赤旗」がかつてソ連をモデルとして絶賛していたような立
場でしかないのがスカンジナビアン。その姿勢は島崎闘争の「
破壊」の主人公のようなものであろうか?
スカンジナビアン氏が北欧を理想とするのであれば、日本で
もそれを実現できうるような政治運動をすればよいのである。
へたな悪態をついて、日本の現状と北欧を対比するだけで、
自己満足しているのは、醜態そのものでしょう。
もっとも、その理想そのものが、限界をむかえていると私は
、突き出しているのだが。
>何しろ、労働者の闘いによって、獲得されたわけだからね、 こういう>社会が。(主観的にはそう思ってないと思うが。資 本家の本質として。しかし実際にはそうだ。)
帝国主義社民が指導した改良主義という限定的な獲得佛に他 ならない。
>B、スエーデンでは、育児休暇が両親合わせて、1年間与え られる。母親にはもちろん、産前休も別途与えられる。
子供は誰でも、月2万円の小遣いが国から支給される!!
教育費は大学院まで、無料。幼稚園は有料だが、その2万円で まか>なえる。
さらに、医療費は18歳まで無料。日本でもいくつかの自治体 で就>学前6歳まで 無料のところがある。中学卒業まで無料のところもある。つま り、こういう改良を、日本でも全国的に進めるべきだと思い> ますよ。改良主義者?大いに改良すべきでしょう。もっともっ とね。
「赤旗」がかつてソ連をモデルとして絶賛していた亜流でし かないな。
>ちなみに、成人だと、医療費は窓口負担が生じるが、年間約 2万9千>位の負担までで、それ以上の支払いは不要なうえに 、そこまで払った>人は翌年の1年間は医療費は無料となる。
C、スエーデンではそもそも大学受験がなく、誰でも無料で、 大学に入学できる。
働く社会人のためのカリキュラムが充実しており、(4時退社 もごく普通)そのため、学生の半数は社会人(つまり、労働者 だ)で占められている。
入学資格は内申書で決められるが、不満があれば、リカバリー の為の試験制度があるので、何歳になってもやり直せばよい。
フリーターやニートへの対策としてもいいかもしれない。
企業側の雇用確保の姿勢が日本では重要課題だが。
D、企業は、労働者がスキルアップのために、1年間の休暇を 申請すれば、現状の地位を復帰後に保証するとの誓約書を労働 者側に!!、提出する義務を負う。労働者は堂々と、1年間休 暇をとって、学習すればよい。
その結果、労働者人民が絶えず、スキルアップを遂げており、 その>ために、非常に高い国際競争力を社会全体としては保持 できている。
結局帝国主義の市場争奪にはそういう体制では勝てないとブ
ルジョアジーは思うだけでしょう。
帝国主義ブルジョアジーはそういうものを認知しないでしょ
う。
結局、改良主義の絶賛でしかなく、国際競争力を保持できて
もいない。本質的に国際競争力としいのは各国ブルジョアジー
の競争にほかならず、その発想は、戦争動員体制に労働者を自
国帝国主義の戦争に引きずり込んでいくものでしかないだろう
。
>ざっとこんなところです。
どうですかスエーデンに大樹の陰さんも住みたくなったのでは ?
日本の変革の展望はここにあるといっているのです。
「変革」の展望?今、日本帝国主義は改憲と教育基本法改悪
と、資本攻勢をかけているなかで、改良主義なんぞ対置しても
負着て飛ばされるだけでしかないという現実感覚ぐらいおもち
にならないと。
あるいは、それを承知で、闘う労働者勢力への悪態と、左翼
への「武装解除」目的で、ありもしないうわついたいいとこど
りの話をしているだけだといえようか。
日本帝国主義が財政を切り縮めて庶民には大衆課税をブルジ
ョアには軽減をしつつ、労働者には失業をもたらせ非正規雇用
を拡大させているなかで、戦争国家化を追及しているときに、
それらを隠蔽するかのように、うわついた幻想を労働者にかた
りかけてくる反共主義者スカンジナビアン氏とは、一体何者で
あるのか?寄らば大樹の陰さんと銀河さんによって、徹底的に
暴露批判してもらうことを私は期待したい。
>ところが、銀河さんは
銀河曰く、
・・全く人権を否定されている・・と主張し、さらに、驚くべ き事に、こういった社会の発展そのものを敵視し、・・あなた のような改良資本主義者、経営に労働者も参加できる社会、福 祉社会を主張する人に対して論を張る必要などありません。・ ・・
スカンジナビアンの説教する、北欧社民の体制は、財政的に も経済政策的にも限界がつきだされ、国家独占資本主義諸政策 のどんづまりと並行して、破綻の道にあるわけですから、銀河 さん、スカンジナビアン氏の盲説は、現実、吹き飛ばされてい るわけです。ところが、なぜ今、こうした盲説をスカンジナビ アンは説教し、銀河さんに悪態をついてくるのか?ということ です。つまりスカンジナビアンは、反革命として、対抗してい るということです。
>と全く労働者人民の生活や、民主的権利の拡大などを無視・ 敵視する>立場に立っているのですよ。
世界中の資本家が過去の社会保障ではやっていけないと絶叫
し、転換をせまっているときに、恰も、福祉国家は現存してい
るようにデマを巻き散らかすスカンジナビアン氏こそ、労働者
階級をたぶらかし、労働者の団結した闘いを分断するための策
動だといっていいでしょう。
銀河さん、寄らば大樹の陰さん、私に続いて、労働者の闘い
の妨害を策動するスカンジナビアン氏の盲説を粉砕しよう。
>だから、私は、所詮、銀河さんは暴力革命論者にごく一般的 に見られ>る一種の窮乏化待望論の立場立っていると思います よ。
窮乏化待望論という言葉だけで、はっとする人もいるだろう
が、この窮乏化待望論という言葉をこねくりまわしたいものの
基盤は、なんのことはない同盟・民社党系の学者本がネタ本だ
ったりするのである。同盟・民社党というファシスト右翼労働
運動がどのような歴史と行動を戦前・戦後の日帝で行ってきた
のか?どれだけ階級闘争を捻じ曲げてきたのか、理解されてい
るであろう。
戦前は、満州事変→世界大戦に植民地へむけて労働者を斡旋
し侵略に加担、戦時体制では「労働者は血を流せ」と労働者を
積極的に戦争へ動員させた、これが同盟・民社党というファシ
スト労働運動の歴史であるし、世界中の帝国主義社民どもの労
働者動員政策なのである。戦後の同盟も、その歴史を継承し、
総評の階級的労働運動に敵対し、改憲勢力の一つとして右翼的
に展開してきたのでしかない。その同盟系学者がこぞってマル
クス批判をぶちかます言葉として使用してきたのが、窮乏化待
望論という言葉なのである。スカンジナビアン氏の素性は、こ
うした言葉を使用してくるということで、理解できるであろう
。以下、銀河氏と寄らば大樹の陰さんお二方による、スカンジ
ナビアンへの徹底批判に私は期待したい。
>でなければ、こういう労働者の生活や民主的権利が世界最高 レベルで獲得されている社会を、・・論を張る必要などない・ ・とは決してい>えないでしょう。
何度もいうが、その体制は、財政危機と国家独占資本主義政
策の破綻で限界がつきだされ、修正されてきている。
つまり、あなたのいう体制は、破綻しているのである。
民主的労働運動とめいうって同盟が展開してきたように、民 主的という言葉をたくみに操って、民主的権利が世界最高レベ ルだとして北欧社民を礼賛してやまないスカンジナビアン氏。 だが、その現実は、資本家から否定されてきており、ブルジョ アジーへの再分配請求を主張してきたのでしかない帝国主義社 民は、どうすることもできないでいる。しかも、世界第十一位 という武器輸出国であるという事実もある。このような、体制 を賛美・礼賛して、日本帝国主義の戦争国家化に対峙していこ うとする労働者階級への分断策動に用いようというのが、スカ ンジナビアンの正体なのである。
>ちなみに、大樹の陰さんのプロレタリア独裁論も私には、奇 異奇怪極まりない社会と思われますが、いかが?
こうした立場であるスカンジナビアンが労働者独裁を認める はずもなく、スカンジナビアン氏とは、徹底的に反共産主義運 動を実践している立場から、「さざ波通信」に書きこみをはか っている、反革命だといえるであろう。銀河氏と寄らば大樹の 陰氏にお二方へ、より激しい反革命への批判を私は期待してい るため、私のスカンジナビアン氏の盲説粉砕の続きを、お二方 にバトンタッチすることでひとまずしめくくりたい。