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「科学的社会主義」討論欄

カワセンさんへ

1999/10/13 浩二、40代

 カワセンさん、こんにちは。

「お二人とも党にこだわりすぎではないでしょうか?」

 た、たしかに(^^;。私の場合は、つい最近まで支持者「だった」という経歴が、なんともいえないこだわりになって残っています。
 それと、日本で残っているマルクス主義政党としては日本共産党しかないという現実。その日本共産党が、マルクス主義をどう展開させていくか。運動体としてはなんといっても日本共産党が最大。伝統もあり、政治的にも影響力がある。ここを無視できないのはどう転んでも「現実」です。
 まあ、こだわりの理由としてはこんなところです。
 日本共産党は「最終的には国民の智恵に依存する」という意味のことを前から言っていますが、これはそのとおりだと思う。常日頃一定の組織の中で活動してきたわけでもないはずの市民が人間の鎖を作った、あの東欧のできごとは、「国民の智恵」をまざまざと見せつけたものだと思います。バラバラに見えて、大衆(おいらも当然含む)はやるときはやるんだと、そんな希望を持ちました。
 「党のフィルターを通した発想しかない」ことが、党員のみならず、党外の人間にあっても蔓延するならさびしいことです。
 そうした事態を打ち破る力が、この掲示板のように、ネットでのつながりというか、点から線への広がりというか、情報革命の一環として今後大きくなっていくことに、私自身は展望を見出しています。別に確たる「路線」を描けるわけではないんですが、個人発信でき、双方向につながるようになったこと。これは見た目以上に、はるかにでかい出来事だと思います。ネットを利用した動きがいろいろ出てきています。そうしたものにも今後はコミットしていきたい。囲い込まれていた情報が解き放たれた。こいつの力が、これからは決定的だと思います。