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「科学的社会主義」討論欄

すれ違いが遺憾です>J.D.さんへ

1999/11/24 カワセン、40代、自由業

 確かに、これ以上やっても無駄のようです。つまり、私が言っているのはマルクスを所与の前提にしてはいけない、マルクスの思想自身をマルクスの精神でもって見ないといけない、ということなのですが、J.D.さんにとっては、まず最初に「絶対に正しい」マルクスの思想というものがあって、それを学ぶ必要があるので、学びきってから疑うようにする、学びきるにはあと20年、というお話のようです。

「ただ、唯物弁証法については、私は「打ち出の小槌」だと信じていますが、これを証明することは私にはできません。」

 自分で証明することの出来ないものを「信じてい」るなら、それはもはや「宗教」です。(この場合、「証明」と言っても、数学的な厳密さは意味しません。他人に、自分が「打ち出の小槌」であると考える「それなりの理由を言える」程度でいいと思いますが)宗教家の方に、その宗教を批判せよ、といくら訴えてもあまり効果はないでしょう。宗教談義はその宗教を「信じる」人同士でしか出来ないのかもしれません。私のほうも、J.D.さんとはこれでやめにします。