新入生歓迎運動に入っている。新歓運動の成否は、当該大学の同盟員がどれだけ参加できるかにかかっている。しかし、後期テストが終わっているにも関わらず、意外に少数の人しか参加できていない。
入学試験へ向かう人に話を聞いてもらうのは大変で、もし自分が受験生なら無視して通り過ぎるかも知れないなどと思うが、新歓の時期はこのような場面でも貴重なのである。というのも、新歓期を過ぎると学生がサークル等組織に固定されてしまうからで、新歓期が学生の最も流動的な時期といえる。
しかし拡大行動への参加人数が少なく、もう少し人がいれば力が発揮できるのだが、という局面もあった。問題は、なぜ全員が参加できないのかということだ。
結論としては、迎えたくなるような組織になっているかどうかである。組織に入ることで、結果としていろいろと押しつけられて、奔走しなければならない、または何らかの理由で同盟の班が魅力に欠ける。以上のような理解を持っている人ならば、新入生を勧誘することは自ずからためらう。反対に、自分たちは同盟に入って、いろいろなことが議論できたし、深い人間関係が結べた等、自分たちの活動や方向性に自身を持っている人ならば、率先して勧誘することができる。
新歓運動への参加率が、当該大学の年間活動の評価のような形で現れてくるのだ。入学試験と同時に、我々の活動もまた評価されている。