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北朝鮮討論欄に長壁さんを批判する投稿をさせて頂いた赤根という者です。遅れ馳せながら人文学徒さんの「自主的運営方針」を拝読し、私の件の投稿が二番煎じだったような気がしています。ただ、長壁さんを無視するという「自主的運営方針」を公然と掲げることにはいささか疑問も感じます。当然ながら何を書くか書かないかは投稿者個人の自由に属することですが、この種の対応につき不特定多数に同調を募るかのような発言は一種の「排除的空気」を醸し出す点でいかがなものかと愚考致します。
察するに「自主的運営方針」は人文学徒さんなりの同氏への諫言と理解致しますが、私のようなヒヨッコの立場から申し上げれば、人文学徒さんのような方にはもっと正面からのご批判・ご提言を連ねて頂けると有り難いです（長壁さんに対してであれ私に対してであれ）。
この場で発言しておられる皆さんの中に100％正しい人はおりませんし、100％間違った人もおられないと思います。長壁さんは長壁さんなりの現実を背負って発言しており、私のようなゆでがえる（苦笑）もゆでがえるなりの現実を背負って発言しております。天皇制論議にせよ北朝鮮論議にせよ、またイラク戦争論議にせよ、相対立する見解それぞれが現実の社会を背負っており、多かれ少なかれ現実の中に潜む普遍を表現していると思う次第です。特定の意見や人を無視ないし排除することは、その意見や人の背後にある現実まで無視してしまう危険を伴います。それぞれを突き合わせてお互いに認識を深めることがやはり大事です。現代のような動乱期にあっては尚のこと。私が異論排除や安直な類型化を批判する理由もその一つです。（2004/3/7 AM1:20記）