わたしとロム様の討論、丁々発止とならずかみ合わないように見えて読まれる方はいらだつでしょう。しかしカオスの中から何かが現れかけています。うん、それは革命論かもしれません。あるいは史的唯物論かもしれませんな。
「生産関係は生産力に照応する」
だから生産力が発展すれば社会主義、共産主義に自然に移行するのであるという考えに対し、人間の能動的な働きかけがなければ絶対に生産力が発展しても社会主義に移行しない。という考えの対立です。それは上部構造と下部構造の関係です。 また私が考えるのは社会主義にいたる道を日本共産党などは固定的な条件から民主主義革命を通じて社会主義に達するというのであるが、現実は固定していなくて世界戦争的な情勢がきたとき、そのような仮定は吹き飛ぶのではないかということです。図式的な革命論は観念論ではないかと思います。