化石さん。遅ればせながら、返信いたします。
(ぼくのまだ生まれていなかった時代の)赤裸々な1960~70年代の党周辺事情につ
いても、初めて教えられるところ多々ありました。感謝いたします。
1月6日付への返信です。ご報告からは「党関係者を見殺しにする・或いはしてきた
党史」が図らずも浮き彫りにされたと言えるのではないでしょうか。
「人文学徒」さん、「さつき」さん、「樹々の緑」さん ほか、健筆をふるわれる
諸兄から教えられるものはとても多く、心から感謝します。もちろん、化石さんから
も貴重な教えをいただけたことにありがとうございますと言わなければなりません。
ぼくが懸念している くだんの彼女(H子さん)は、稀に見るほどバランス感覚に 秀でた人です。親子代々の党員にもかかわらず「党員臭さ」が感じられない点にも、 とっても好感がもてるのです。それでいて、権威を懐疑し、教条主義を拒絶する、確 固とした思想的座標軸を確立しています。不破綱領の「民主連合政権下における自衛 隊活用容認論」に対してはぼくと共に明確な不快感をあらわにする人です。物静かな 第一印象とは裏腹に心強いなくてはならないメンバーです。そのほか、人権感覚(嗅 覚と言いたいですが。)に人一倍敏感な点も、完全にぼくと意気投合していますし、 顔を合わせれば時間の許す限り討論に花が咲く、不可欠な逸材なのです。
おおげさでなく、そのような彼女の存在がなければ、ぼくは平和問題等にコミット メントする気になれなかったかもしれません。これは偽り無き心境です(近くの地区 党専従某青年に、彼女の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいほどです。)。文字通り、 そんな彼女の存在あって「こそ」の日常でした、今までは。ここで「日常でした」な る過去形表記になった理由は、12月12日に投稿したとおり、今の彼女が身動きのとれ ないほど「活動漬け」にされ、見るに耐えない劣悪な環境下に置かれているからであ るのは、言うまでもありません。
彼女の「惨状」を見るに耐えかね、実は12月下旬、地区委へ申告に行ってきました。
「H子さんの超過密負担を減らしてください。もう7~8年も続く異常事態ですよ!
過労死させたくないですよ! 常軌を逸した超過密負担のうち数パーセントでもぼく
らに分担させてください!」と要求したのです。
地区委員長氏は、「H子さんは人が善いから、要領のいい人達が“丸投げ”(一任)
してしまってるのかも。よしわかった。近く対応をとるよ」。ぼくの要求は伝わった
ようです。が、彼女の負担軽減が本当になされるか否か、まだ予断を許さないのでは
ないかと懐疑心は消えていません。というのも、この件とは別に、県党や民青県幹部
に裏切られた人達の苦い実例があるからです(12月12日の拙稿を参照。)。ほかにも
不自然な対応を見聞したり、不信感を抱いた実例がちらほらあります。
立場上、民青県専従についてはある程度、過去の対応傾向・体質は把握しているつ
もりです。彼らがいざというとき青年への救いの手をさしのべていたか否か。
その禍根は誰にも消去できるものではありません。有言不実行ではなく、今度こそ
確実な有言実行が絶対の要求項目ですし、地区党がもし、彼女をこのまま放置するよ
うであれば、今度こそ、ぼくら青年の中から自主的な集団離反(集団離党)者が出る
事態は避けられない と感じます。尤も、ささやかなレジスタンスにすぎないだろう
ことは心得てはいますが。
まだ語り足りないのですが、化石さんのご返答を待って続きを語りたいと考えてお
ります。
1月6日のご投稿で
「今は工場労働者が党専従になることは少ないのでしょうか」
に関してですが、あいにく工場関係者ではないのでぼくはお答えする能力がありませ ん。ただ、以前勤務した某金融機関に限定してお答えしますと、共産党専従にシフト する職員は皆無でした。人間味のある民商出身の課長代理級が僅か1人存在しただけ です。ちなみに、労組は財界人や「連合」にラブコールを送る“御用組合”にすぎな かったという情けないありさまでした。そのせいでぼくも含めほとんどの職員は組合 に冷ややかな視線を向けるのみだったのです。
なお、最後に化石さんにささやかな要望があります。
長年の党専従生活にまつわるできごとの中には、党の体質とその近未来を考える上
で俎上に乗せなければならない材料(貴重な実体験・またはベテラン党員ならではの
党に対する喜怒哀楽など。)が少なくないのではないかと推察します。ぼくら青年層
は、それら蓄積されたものの中から真摯に学んでゆくべきだと考えています。
そこで今後ご投稿なさる場合はなるべく「主題別討論欄」のうち適切と思われる欄
へのご投稿をお寄せいただけないでしょうか? なぜなら「一般投稿欄」は投稿が超
過密状態らしいですし、少しでも他欄へ分散する意味でも、そのようになさっていた
だければ、さざ波編集者にとっても好都合ではないかと思われますので。
身勝手なお願いかもしれませんが、よろしくお願いします。