樹々の緑さん 私はこの間貴方の理論のすばらしさにひかれ、何十年も関係が無かった共産党の件で発言させてもらっています。今回、ロム3と貴方の「論争」に対して横から少し意見を述べさせて頂きます。(樹々の緑さんの文書の最後に私の名前を入れて頂いたのも「横やり」の合理化に使かわせて頂きます。)
今回の私の「横やり」は樹々の緑さんならどう回答されるだろうとの興味から来るのかも知れません。そういう意味では樹々の緑さんへの「ストーカー」見たいなものです。できればいやがらずにお付き合いください。
2/1ロム3さんに対する回答全面的に賛成です。しかし私はこの回答に批判的です。樹々の緑さん自身が基本的立場として
私の立場は、銀河さんなどとは基本的に違っています。
と記されています。しかしこの回答はロム3さんが回答する事は基本的には不可能な内容になっていると思われます。樹々の緑さんがここで展開されている議論は、第8回大会当時の議論だと思います。不破哲三氏の人民敵議会主義が出るまでは、私たちは革命が武力闘争になるか平和的に移行するかは「敵の出方」にかかっているという確か第8回大会の宮本憲治書記長の発言を学んだものです。ところが、公明党がこれに噛みつき、共産党は暴力革命を狙っていると攻撃を始め、議会での多数に重点を置き始めていた共産党は、この敵の出方論を放棄し、議会における平和革命路線を取ったと記憶しています。(このとき確か下司順吉?と言う人が詰め腹を切らされたように記憶しています。)
樹々の緑さんの革命は「権力の奪取」であって「転がり込むもの」では無いとの理論は確かレーニンの議論であり、我々はこの公式を頭にたたき込まれて「革命家」として成長してきたのです。(銀河さんの理論もおそらくそうだと思います。)
私などは学生時代に先輩から「明日の朝3:00に結集せよ、いよいよやるぞ!」と言われた時、何らかの武装闘争をやるのかと思い緊張し、先輩にからかわれた事があります。(事実は労働者のストライキ支援に出かけるための結集でした)
また大学時代には実際に「ゲバルト」をやった事もあります。全共闘が封鎖している校舎の奪還に実力で立ち向かいました。
おそらく、ロム3と樹々の緑さんの共産党員になった時代の違いにより、意識の違いが明確にあるのではと言うことです。あるいは大学で我々みたいな「書生論議」を経験されていないのではと思っています。(我々は大学時代革命は如何にあるべきか色々議論しましたが、就職後の党組織ではそんな議論をしたことはありません。)
ロム3が一時期は「革命は権力奪取」の問題と捉えながら、時代の変化の中で考えを改められたのでは無く、はじめから革命をそのように理解されているのでは無いかと思います。(以上は私の全くの推測であり、失礼があればお許しください)
樹々の緑さんには失礼ですが、私や樹々の緑さんは過去の人であり、時間が止まっているのではありませんか。樹々の緑さんが言われていることは、私が習った公式論であり、私も共感する者です。しかし現在共産党が議会の多数を得て革命を行うとの方針の下、実際の活動は「庶民の生活を守る」事に重点が置かれ、個々の党員の方は献身的に自己犠牲を伴いながら活動されていると見ています。党中央は暴力革命の党と批判される事を恐れプロレタリア独裁あるいは「執権」という言葉すら投げ捨て、「スマイル」革命を標榜しています。
私はこのサイトで意見を述べるに当たって、現在党員として活動されている方にまず敬意を表します。同時に、我々の意見(批判的意見であっても)が何らかの党の発展に繋がる事を期待しています。
現在の共産党中央が、議会での多数を確保して、革命を行うとしていますが、実際の活動は、選挙での票を狙ったものであり、「老人バスの無料化反対」等世間受けする課題を全面に掲げていますが、人民的議会主義の議論を党内でも行っていないのが現状では無いかと見ています。現役党員であるロム3さんはこうした日常の活動で如何に大衆と結び付くかに苦労され、同時に大衆とのつながりが楽しいと表現されていたように記憶しています。 確かにこの活動が如何に革命に結び付くかの展望は描き切れていません。それは党中央自身が明確に描き切れていないのだと思います。(しかもこの間の選挙での後退はますます革命が遠のきます。)
要するに何が言いたいのか、樹々の緑さんとロム3さんとの議論は樹々の緑さんがマルクス・レーニン主義の基本原則から展開されているのに対して、ロム3さんは日常の活動を通じて自らが考えておられる革命論を展開されているように見えます。ロム3さんは確か不破理論を否定されていましたが、いつのまにか現在の党路線の延長線上で議論を述べておられます。我々外野(銀河さん・樹々の緑さん・私も含め)はマルクスレーニン主義の原則へ帰れと述べているように見えます。この議論は党中央に対して行う事は正しいと思いますが、現役の党員の方が現在の党の方針の下、苦労して戦われているのに対して「革命の基本が判ってい?」ないみたいな議論はいかがなものかと思います。
樹々の緑さん
私は全く見当はずれな批判をしているのかも知れません。樹々の緑さんはロム3の胸を借りながら、もう一度革命の原則をこのサイトに結集する我々に解き明かしてくださっているのかも知れません。あるいは、樹々の緑さんは銀河さんがロム3さんに必要にからみつくのを見て、敢えてロム3さんとの論争を挑み、ロム3さんを助け出すことを念頭に入れておられるのかもしれません。そうだとしたら全く生意気な事を申しあげたことをお許しください。
ロム3さん
樹々の緑さんとの論争を楽しんでおられるのに「横やり」を入れて申し訳ありません。また推測で貴方の立場を語った事をお許しください。
最後に銀河さん 一度も意見を交えたことが無いのにお名前を出させて頂いた失礼をお詫びします。