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「組織論・運動論」討論欄

突然の乱入ごめんなさい。

2005/02/08 Akira 50代 教員

 退潮している集団が集団内部の幹部への責任追及(あるいは追求された幹 部が追及者に党の敵というレッテルを貼って反撃~今はどうか知らないが)に走 るのは余り得策ではないですね。
 私の見る限り,現在の二大政党制への一般国民の期待(幻想だろうが)は独占 資本が水面下のマスコミコントロールによって作為的に作られたものですから。 今のところしてやられてます。
 現在の国民の選択の分水嶺は,いよいよ軍事的手段で海外に打って出るか,非 軍事的に相互の繁栄と協調の精神で国際的な関係を結ぶかの選択です。もう一つ は,このまま市民から独占資本側への所得移転を推進するか,食い止めるかの選 択です。素直に見ればいずれも,境界ラインは自・民と共の間にあるのですか ら,その通り報道すべきです。それを大マスコミが揃って自民vs民主と描くの は,政権党の政策に反対,あるいは疑問をもつ国民を,戦略的にそして意図的に 誤った選択に導くためです。NHKがなぜ,政治家からの番組製作への干渉を頑 なに「ない」と言い張るか。これは国の支配層によるコントロールは決して明る みにでてはいけないことだからです。
 基本的に大マスコミが描くフィクションを「王様は裸だ」と平然と暴く赤旗の 記事を,私は頼もしいと思っています。少なくとも赤旗記者の政治センスを高く 評価します。(幹部讃美的な記事は,ややみっともないと思いますが)だから, 赤旗はとにかく多くの人に読まれなければなりません。
 もちろん共産党と言えども生身の人間の集まりです。特に中央・地方の幹部や 勤務員には待遇への不満も,出世欲も自己保身も抑圧もあり得ます。俗物ぶりが 鼻につく方もお見えでしょう。赤旗の拡張が出世の手段になることもあったで しょう。意見の違いもあります。個々にはときに大きな歪みが起こることも当然 でしょう。それは互いにフェアに意思表示し,闘争すればよろしい。
 ただ,共産党への投票が減っているのは戦略上,組織上の深刻な問題もあるで しょうが,大局的には独占資本側の凶暴で巧妙な工作が功を奏しているのです。 党内部の矛盾は,基本的に敵にどう対応するかに属する問題であり,組織内部に いる相手を絶対的な敵にしてはいけません。(敵対的関係を煽る人物はスパイか も知れません)
 追い詰められた集団がお互いを攻撃対象にして破滅したもっとも極端な例はは 連合赤軍の「総括」であったことを想起します。(沖縄戦で住民を虐殺した日本 軍にも言えるかも)
 共産党内部と,その周辺にいる皆様には真の敵を見失わず,相互信頼に基づく 揺ぎない団結と,内部の問題に対する遠慮のない厳しい対応を両立させることの できる,強靭で成熟した精神の持ち主であってほしいと切望しております。