丁寧なご検証ありがとうございます、公務員としてのご報告だけにありが
たく受けとめました、参考にさせて頂きます。
私も今回の件の原因の一つには組合側の脇の甘さが、姿勢のなさが露呈した結
果であると考えています。
しかし、思うのですが私はこれは基本的には「労働組合つぶし」の攻撃の一環
であることを押さえ、そう見ておくことが必要と思っています。
いくら報道取材といえ、職場内にカメラを据え付け残業をチェックするなどは
許されてはならない行為であり、監視社会そのものです、労働者は生身の人間な
のです、決してロボットではありません。
かつて、今郵政民営化攻撃に曝されている郵便局の職場では、労働者がトイレ
に行くときも職制がタイムウオッチを持って時間を監視していたことがありまし
た。
それともう一つ、「厚遇」とされた様々な労働条件は勝手に労働組合が決めた
のではなく、その時点時点で状況に応じた労使の交渉によって、双方合意の下で
決定されたという事で、報道のように組合組合が一方的に非難されるものではな
いということです。
またご承知のように、現実に手当てなどを申請するのは、決められた所定の手
続きによって承認の上支給されるのであり、組合が勝手に出来るものではありま
せん。
労使交渉とは双方が「対等の立場」に立って合意事項を決めていくものであ
り、もし本当に大阪市で問題があるのなら、支出管理すべき当局に責任があると
言わざるを得ません。
体制が危機に瀕すした時、そのしわ寄せを労働者に押し付けるのは支配する側
の常套手段です、何が本当に問題なのかしっかり押さえて行きたいと思います。
おそらく大阪市で問題とされたことの大半は、他の自治体でもあり得ると思い
ます、今後もこの労使紛争の推移をよく見て行きたいものです。