先月、プログラム研修で隣りの県に出かけた際、現地党員青年らと懇談する時
間があった。つくづく「党員ってハタからみてたいへんだなー、まして専従ともなる
と物心両面で負担がハンパじゃないだろうな」と思い知らされる結果となった。
現役専従青年、元専従青年の別を問わず、軽度の心的疾患を患う(わずらう)党員
が少なくない。事実上の「準専従者」をも含め何人か患者を知っているが、ぼくの知
る範囲内だけでも精神を病む党員が目立つのは、どうしてなのか。
彼ら彼女らは365日来る日も来る日も「政治漬け」なだけに、ハンパな対応では
再発してしまうだろうと素人目にも推定する。行き当たりばったりの場当たりな措置
では対症療法にしかならないだろう。
「神経疾患やうつ病は《専従病》なんだよ」とは3年前に聞いたことだが、言い得
て妙だ。「科学的」「理性的」にコダワる党なのなら、ぜひ、《専従病》撲滅に本腰
で取り組むべきだろう。身内の健康すらまともに管理把握できないとなれば、政党で
ある前に人権感覚を疑われてもしかたがない。
単なるお題目やスローガンなんか聞きたくない!
実名や所属をあげるわけには絶対にいかない(当然だ)が、Tちゃんは軽度うつ病、 A君は中度ノイローゼで何ヶ月かの通院加療、Q池さんは中度の中度の自律神経失調症、 Sちゃんは神経性胃炎、M君は“燃え尽き症候群”、G君は過労性心的疾患。その反面、 ご都合主義者で処世術(“処政術”と言うべきかも。)に長ける×藤××子は県党の おっさんたちや、○○のおばちゃんたちに熱烈な支援者がいてチヤホヤされてるから か、うつ病ともノイローゼとも自律神経失調症とも無縁でいられる。ただし、「憎マ レッ子世ニハバカル」で、青年からは嫌われている。
やや脱線したが、以上は某県での実態なのだが、おそらく全国・全党的に同様な環 境下にあるのではないだろうか。党中央委員会は、党員青年、とくに専従者・準専従 者の精神衛生が実に深刻な状況におかれていることに鑑み、メンタルケアにぜひとも ただちに真摯な対策を立てて実行するべきだ。民医連のみで対応が間に合わないのか どうかしらないが、組織の垣根にとらわれることなく、良心的な医業関係団体との緊 密な連絡をとることも真剣に考える時期ではないのか? 小池 晃さんの本業は医師 (内科医??)らしいが、ご見解をメンタルケアに反映させることはできないのだろ うか?