KM生 さん、レスありがとうございます。
なにぶん、個人的に知った範囲での拙い惨状報告ですので、他都道府県の実態を真
摯にレポートしてくださる方が大勢いらっしゃれば、このサイト上で情報を交換・共
有できますし、もっと問題点として突き上げてゆくことができるのではないか、と思
います。この種のケースでは「数はチカラ」ではないでしょうか。
憶測では、更に苛烈な状況下におかれた青年専従者が潜在的にいるのではないかと
思っています。ともあれ、隠され埋もれた青年専従の深刻な実態の摘出・妥当な解決
なくしては「民青組織は向こう15年を待たずに消滅してしまうのではないか」、と
某リーダー格青年(Aさん)は目下、怒りをあらわにしている現状です。(マル経出
身ではないのですが、なにげに「搾取理論」(*1)を連想しました。KMさんはマル
経に造詣深そうですし、可能ならご見解を伺いたいのですが)
具体的な地域名や所属を明かせないのは残念ですが、党系学習機関のベテラン常勤
者某氏(地元在住)からショッキングな報告を耳にしました。聞いたのは9月末のこ
とです。
某県の民青委員長(もちろん専従です。)の○君が今年初夏頃に退職していたとい
うのです。寝耳に水です。○君もご多聞に漏れず長年の組織内問題未解決事案を抱え
させられ、精神的不健康状態に追い詰められていました。ただでさえ日常諸業務に多
忙だった○君。「未解決事案の多くは県党機関の不条理な対応に帰責事由がある」と
の有力なウワサでもちきりなようです。
突如として9ヶ月前から音信不通になった彼(○君)の動向は心配でずっと気になっ
ていましたが、県下民青メンバーの多くに「さよなら挨拶」をすることもなく、ひっ
そりと“自由の身”に転身・転職したそうです。離党したのか党籍残留なのかすら不
明なのです。新天地の住所も「不明」だとのこと。ありがちなイエスマンタイプや理
念先行型ではなく、どちらかというと生活実感重視派で知られた穏健冷静な男でした。
理論問題での長時間討論の場を設け、メンバーを盛り上げてくれていた彼とおさらば
しなければならないなんて、実に大きな損失というほかありません。
いずれにしても、諸活動(*2)などで一緒になるメンバーの中には複数の専従者 (青年)が混じっているわけです。県下全域規模のイベントともなると、更に多くの 専従者(青年)が集います。組織の不満点を直接、口に出す人・出さない人(*3) さまざまですが、目の下にクマがあったり、心療内科に通院したり、能面のごとく終 始無表情でうつむいているとか、完黙に近い専従が目立つのです。8月の真夏時でも なぜか手足が青白く、顔色が悪い人の存在も気掛かりでした。
2005年4月に『科学的社会主義・討論欄』において赤旗研究分析員さんがおっ
しゃっていたように『青年問題討論欄』の復活が切望されていると痛感します。青年
世代の中に潜在的な投稿意欲のある人は、少なくないのではと思います。
1998年から2000年当時と比較しても青年を取り巻く諸環境は悪化の一途を
辿っているわけですし。
+ + + + +(以下、脚注解説)+ + + + +
(*1)常日頃、資本主義の収奪構造を敵対視する共産党であるのなら、身内の泥沼
化した「搾取」問題を聖域視することも許されてはならないはず。ひょっとして、党
中央は「わが党は営利団体ではないから(党内に)搾取なんか存在しない」とウソぶ
き、「党内内部問題だ」などと逃げを打つかもしれない。
規約第56条「中央委員会は、この規約に決められていない問題については、規約
の精神に基づいて、処理することができる」という悪名高き“フリーハンド条項”を
楯にして! だが、某大学の恩師によれば、―――「搾取」問題はなにも経済的・金
銭的側面でのみ語られなければならない事由はない―――との指摘だった。
おそらく党中央は、「崇高な志しを以って天下国家問題に奮闘している同志達を病 魔が襲うことはない」とヘタな精神論で煙に巻きたいのかもしれない。だが、専従青 年の過労死が万一、発生してしまったとき、党中央は誠意ある対応を為すだろうか? まさか「それは自己責任だ」と無責任にも突き放すのだろうか? 「事無かれ主義」 で身内に甘い組織というのは公私を問わず腐敗する運命にあると思う。
(*2)ぼく自身は未だ非党員で、専ら学習・講演会聴講にのみ参画しています。
(*3)当然と言うべきか、「不満を口にしない人」が大半です。「どうせ声をあげ ても機関レベルで握りつぶされるだろう」。本心では皆そのようにふんでいるのだろ うと思います。