あなたは、部落解放同盟との関連で、新社会党と共闘を拒
否した共産党の主張を擁護していますが、法政大学教授の五十
嵐仁教授の1/8付けのホーム・ペ-ジをどう評価されますか。
これがある程度、共闘拒否に反対する立場の考え方を集約し
ていると思いますので、是非、回答してください。
むすび是非、なるべく早く御回答ください。
打開の道は、統一にあり、-このことを、強調したいと思い ます。
このままでは、少数政党を排除するために小選挙区制を導入 した自民党の思うつぼです。「二大政党制」の罠にはまった民 主党は、比例代表80議席削減を提案しようとしています。これ を許さず、小選挙区制そのものに反対する闘いをすすめるとと もに、何としても反転攻勢の方途をみいださなければなりませ ん。
そのためには、小選挙区で戦うことができるような「第三勢 力」を作り出すことです。それを可能にするような統一戦線運 動の21世紀的展開こそが、日本を救う道です。そうすることで 、何としても民主勢力の統一を実現しなければなりません。
できるだけ多くの人に、こう叫んでいただきたいものです。 「打開の道は、統一にあり」と・・・・。
このように主張してきた私としては、「共闘の条件は存在し ない」として、新社会党の申し出をあっさり断った浦田さんの 対応は、極めて残念であり、ガッカリさせられるものでした 。
この申し入れは、「共同」そのものではなく、その「可能性 について、率直な協議」をおこなう「窓口」を作って欲しいと いうものです。「共闘」そのものについては、協議の中で意見 を交換し、問題があれば率直に提起すれば良いではありません か。初めから会わないというのでは、それこそ「話」になりま せん。
そもそも、浦田さんは、統一戦線というものについての認識 が不十分なのではないでしょうか。
統一戦線というのは、理念や政策が異なっている政党や団体 が、一致点に基づいて行動を統一するものです。それぞれの政 党がどのような背後関係があり、どのような政策であるかは、 さし当り問題ではありません。
今回の場合で言えば、「憲法改悪阻止」という点での一致点 があるかどうかが問題なのであり、その点で一致できるなら「 共同」「共闘」の可能性を探るというのが、正しい対応でしょ う。初めから「門前払い」するようであれば、統一戦線などは 不可能です。
しかも、このようにして断っただけでなく、それをこのよう な形で公表することについても、あまりに無神経だといわざる を得ません。「『憲法改悪阻止』での政党間共闘は無理です」 と、天下に公言してしまったようなものですから・・・・。
このような対応が「憲法改悪阻止」のための運動にどのよう な影響を及ぼすか、十分に考えてのことなのでしょうか。運動 にプラスになると思っての公表なのでしょうか。「今年は正 念場になる。これから力を合わせて憲法改悪阻止に取り組もう 」と決意を固めている人々を励ますことになるのでしょうか。
逆に、この申し出を受けて、共産、社民、新社会3党による 「憲法改悪阻止」に向けての協議機関の設置を明らかにした方 が、数万倍も運動は励まされたことでしょう。もし『しんぶん 赤旗』に「改憲阻止共闘に向けての話し合いに入った」という 見出しが出ていたなら、どれほど多くの人が喜んだことでしょ うか。
それを思うと、誠に残念です。このような対応は、共産党の 評判を落とし、「憲法改悪阻止」の運動にマイナスになるので はないかと心配しています。
今からでも遅くはありません。せっかくの申し出ではありま せんか。共同の可能性を探るための努力を、是非行っていただ きたいものです。
私としては、もう一度、声を大にして、次のように繰り返さ ざるを得ません。その声を、是非受け止めていただきたいもの です。
・・・・・統一戦線運動の21世紀的展開こそが、日本を救う 道です。そうすることで、何としても民主勢力の統一を実現し なければなりません。
できるだけ多くの人に、こう叫んでいただきたいものです。 「打開の道は、統一にあり」と・・・・・・