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「組織論・運動論」討論欄

もっとわかりやすいビラと資料を作れ

2006/05/27 寄らば大樹の陰 60代以上 苦闘するフリーター

 先般、ある弁護士会主催の「教育基本法改正反対」の講 演会に参加した。
 会場は若い女性弁護士たちで一杯、また講演したのも若手の 気鋭弁護士である。
 そして配布された資料もわかり易く、鋭く問題点を突き、そ して見やすいものだった。
 今若手弁護士の間には、改憲反対を軸にして教育基本法改悪 反対、共謀罪反対の声が高まり、行動力もついてきた。本当に 頑張っていることがよくわかる。
 ところがである、これら「運動の核」となるはずの政党や労 働組合が作ったビラや資料は、一般の市民や労働者にはわかり づらく固い内容のものが多いし、独善的に過ぎるものが目に付 いてしまう。
 確か「赤旗」にはビラサンプルが紹介されている、確かにそ れを使えば何も考えなくてビラが出来てしまう、便利かも知れ ない。
 だが果たしてそれでいいのだろうか?
 人一人一人が違うようにみんな考え方は違うし、地区によっ て、また運動の推進状況によっても訴えることが違うはずであ る。
 それが今のシステムでは無視されている、共産党系のビラと 言えばみんな画一的、まるで金太郎飴だ。
 そういえば国会の議員さんの発言もよく似ている。私には顔 が見えなければ志位さんと小池さんの区別がつかない。
 それは小泉首相とコントの「ザ・ニュースぺパー」が演じる 「小泉純一郎のニセモノ」と同じくらいといえるものだ。
 個性を失った政治は信用出来ない、まさしくスターリン主義 官僚独裁と同じである。
 みんな同じことをしゃべるならそれはクローンではないのか 。
 各々違う人々の心をつかむのは、訴えかける人の汗と涙と努 力が全てである。そして運動は面白いから人を引き込み、発展 していくのである。