改憲攻撃に対抗するため、井上ひさしさんや大江健三郎さんなどが中心となって「九条の会」が設立され、それに対応してその後、各地に地区や職業別そのたもろもの九条の会がそれこそ「雨後の竹の子」のように作られた。
しかし少し筒違いはあるといえ、衆目の一致するのはその大半が共産党組織の衣替えでしかないと言うことである。
しかし私はそれでもいい、今まで政治に関心を持たなかった人々が「九条の会」に結集すればよしと思っていた。
ところがである、今度、各地の「九条の会」がバラバラなので都道府県別に系列化する動きがあるとの情報が入ってきた。
しかしこれって結局、「九条の会」を共産党が牛耳り、指導するってことではないだろうか。
創設者たちもそれに同意したのだろうか?
バラバラでもいい、参加者の創意と工夫で運動を大きく活発化することが必要なのであって、共産党に指導されるのであれば市民運動でもなんでもない、ただ単なる共産党の地区組織になるだけである。
ここに日本共産党の焦りを感じる。
確か選挙の度「市民運動との連携」を言っていたのはどこの政党だったっけ。
そういえば今全国的に展開されている「無防備都市宣言運動」について、従来各地方議会で賛成票を投じていた日本共産党が、今度は棄権か反対に回ると言う。
それも主催団体が気に食わないと言うただそれだけらしい。
今必要なのは正当や労働組合の枠を超えた「統一戦線的」な闘いではないのかな。
共産党さん、もっと大人になりなよ。世界から更に置いてきぼりにされるよ。