検索に偶然引っかかりました。
私は学生時代以来の平和活動家であり、社民党員であり、現
在社民党全国連合で勤務している職業活動家です。「さざ波通
信」のことは噂で聞いたことがありましたが、皆様が真摯にご
議論をされているのを実際に拝見して、大変心強く思いました
。社民党も様々な問題を抱えていますので、共産党さんをどう
こう論評できる立場ではありませんが、そんなことを言ってい
ると何も言えないので棚に上げて申します。
率直に言えば、社民党には共産党と一緒にみられたくないと
いう意識が強いです。共産党と同一視されることは極端にいえ
ば、国会内での影響力を喪失することになりかねないからです
。憲法の一点に絞っても7議席で反対しても16議席で反対して
も大差ありません。民主党をどう引っ張るかが重要なのであっ
て、そのためには社民党はゴリゴリ護憲の本心と民主党との間
でフラフラして見せるしかないのです。共産党と一緒に思われ
れば、「はい社・共は反対ですね。どうぞ10分ずつお話くださ
い。あとはこっちで進めますんで」ということで終わってしま
うのです。
しかも共産党は歴史的に審議引き延ばしのような戦術はとら
ないので、反対はするけど審議は促進するという役割を果たし
ています。少数派なんだから審議が進めば負けちゃうのは分か
り切っているので、共産党の本心は別に「改憲を阻止したい」
わけではなく、「明確な改憲反対の姿勢をとったことをアピー
ルしたい」だけとしか思えないわけです。
この間の様々な反動法制に対しても、我々は一生懸命審議を
引き延ば少しでも牙を抜こうとしてきましたが、共産党は反対
とだけ言い続け審議を促進し、横から矢を撃ってきました。自
分たちだけが正しいというのが前提で、現場の約束よりも中央
の指示が優先されます。まあそんな状況では共闘してもあんま
り意味がないんじゃないかと思っている次第です。
「平和への結集」についても皮肉な言い方ですが、共産党さ
んが拒否して良かったと思います。仮に共産党さんが組織的に
協力を決めて出てきたら、やれ「あいつは反党分子だから入れ
るな」とか「あいつはニセ左翼暴力集団だから排除しろ」とか
言われて混乱するだけじゃないでしょうか。
個人的には、個々の共産党員には尊敬すべき方が大勢いると
思っているし、左派総結集のような政治勢力をつくりたいとい
う思いは強いですが、具体的な共産党組織との共闘は現時点で
はまったくメリットがないと思っています。さざ波通信に係わ
るような方々が執行部を担うような状況になれば別ですが。
失礼な発言どうぞお許しください。