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「組織論・運動論」討論欄

「保守との共同」より優先すべき事

2001/10/3 地域経済分科会、20代、サラリーマン(連合組合員)

 こんばんは。

 連合組合員の地域経済分科会です。

 堺市長選挙、羽曳野市議会議員選挙、大敗は革新陣営の一員として大変ショックです。

 敗因は「保守」との共同のあまり、歯切れが悪くなったような印象を与えたことにあるのではないでしょうか。

 全国的には参院選より得票を倍増させている地域も多いだけに、「保守との共同」戦略に疑問を持ちます。

 保守よりはまず、例えば自治労とか、パートの未組織労働者とか、そういうところへよびかけて連帯して行くべきではないでしょうか。

 それから、農業の人たち、個人商店などの人たちとの連携でしょう。

 あと、もちろん、知識人でそこそこお金持ちですが、福祉・環境志向の人たちが少なからずいます。彼らは環境保護運動をリードしていたりします。

 彼らの行動は、社民党に入れたり、共産党に入れたりしていますが、彼らももちろん、連携の対象です。理論的に学ぶべきところも多いでしょう。

 財界など「保守」の本丸は、その横暴に規制をかける対象であればこそ、連携の相手には最後までなり得ません。

 彼らは、自民党に献金し、自民党から恩を受けているのだから、何を革新が言ってもだめです。

 革新自身が強くなって、自民党に恐怖心を与えれば、それはそれで政権を失うことが何より怖い自民党から譲歩を引き出せます。しかし、筋を曲げてまで「保守との共同」はすべきではないでしょう。それは自民党の思う壺です。

 連合との連携はむしろ歓迎です。資本に適切な規制をかけ、自衛隊戦争参加に反対、という立場で一致していくべきです。

 ただ、連合の今回のテロ事件への対応が遅いのがいらいらしますが。しかし、共産党が統一行動への参加を呼びかけるなどしてもいいのではないでしょうか。