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「組織論・運動論」討論欄

画期的な芝田進午氏の民主集中制構想(3)

2001/12/7 桜坂 智史、50代

 終始日本共産党にとどまり続けた芝田さんは、運動に終始批判的な見解を保ちつつ、運動の真の発展のために貢献し続けた。
 芝田氏が取り組み続けた実践は、日本共産党を他から尊敬され注目されるような高次の実践だった。社会科学研究セミナーの取り組みも、ノーモアヒロシマコンサートの10年間もそうだった。アリスハーズ夫人記念平和基金もそうだった。運動が紋きり型にならず創意工夫にみちたものになるように実践を構築した。民主集中制が真のそれでなく、官僚集中制に堕しても、官僚集中制に闘い創造的な実践を提出し続けることにおいて、民主集中制を創造し続けようとした。
東大哲学科の恩師出隆教授が除籍されても、哲学の先輩古在由重氏が除籍されても、それまでの友愛を停止しても自らは党員であり続けた。それは一方では苦痛でもあったろう。組織的原則に従いつつ 、ぎりぎりの闘争であったろう。