獏さん、とんびさん。コメントいただきありがとうございました。私の書いた内容は、すでに、いろいろな方からの投稿でもあったことだろうとは思いますが、自分なりのまとめとして、少し私的にこの投稿欄を使わせていただきました。そこを、編集者のみなさん、常連の投稿者の方に断らずにすみません。ご容赦のほどを。
とんびさんのご意見については、端的な一つの整理として勉強になりました。そういう視点からまた是非考えてみたいと思います。また、中間的「幹部」論ですが、これは申し訳ありませんが、不勉強・経験不足のため、私は今、何も語るべきものがありません(泣)。
獏さんのご意見については、私なりに感じ入ることがありました。一度党籍のあった方が、その党員時代のことを、今も総括しようとしている、そのことです。人生経験の豊かな年代の方から、組織論には「人間とは何か」が深く関わるのだ、と指摘されると、その言葉の重さを受け止めねばと思います。
獏さんからいくつかの提起がありましたので、コメントします。
①日本共産党は組織原理である「民主集中制」を一胆保留し、「民主主義」の徹底をはかる。
②党を支える人たちの生活環境を整備し、自らが主体的に行動し、活躍できるように指導する。
③①~②を通じて初めて日本の革命が達成することを宣言する。
1 民主集中制ですが、これを私は広く(いい加減に?)理解しているので、現在の党がもっている民主集中制が、その唯一のものだとは思っていません。ですので、民主主義の「一定」の徹底さ、あるいは「一定」の実質を持ち合わせた民主集中制は、ありえると思っています。程度はあれ、集中は、党にとっては必要だと思っています。
2 生活環境は決定的です。党の専従者も含めて、広く労働者階級に、賃金と自由に使える時間の獲得こそは根本的な問題だと思います。それが不十分な中で、いかに末端党員が主体的に(要するに元気に!)行動できるか、というのが難しい問題ですよね。
党員討論欄で、保坂さんの「さざ波通信の閉鎖」意見にたいして、J.Dさんが反論をしていましたが、その前にSSSさんが保阪さんを擁護する意見を述べていました。J.Dさんは、党員とは「大衆政治教育の専門家である」と喝破するのに対して、SSSさんの意見には、こんなくだりがあります。
「ちなみに仕事は早朝4時から夕方7時まで休日も朝のゴミ出しとかパソコン業務とかを行っております。」おそらく、少なくない党員が、似た様な環境にあるだろうと想像します。私はSSSさんを何らかの意味でも貶めるようなことを念頭においていないので、誤解されたくないのですが、率直に言って、こうした厳しい環境のなかで、末端党員が<党員としての>政治的・知的な成長を達成するのは、あるいはJ.Dさんのおっしゃる「大衆政治教育の専門家」となるには、大変な努力が必要だと思っています。言い換えれば、難しいということです。