ある女性党員が、日本共産党の分野別後援会の呼び名を「女性後援会」と呼ばずに「婦人後援会」と呼びました。その党員が「婦人」と言ったのは、運動面において女性が、職場や地域で男性と同等な権利を行使しうる階層として市民権を確立するためであったと思います。
最近は、男女機会均等法(女性労働者には不十分なものですが)の成立や政府や地方自治体の女性の専門機関の誕生などで「女性」と言う呼び方が常識になってきました。
新婦人の会の機関紙「新婦人しんぶん」がその紙面において、東京の白木屋で女性だけの労働組合が結成されたことを取り上げたり、女子高校生の携帯電話や援助交際を取り上げたりするなど、かつてのような「髪の毛を振り乱した」、「男勝り」の先進的女性だけではなく、ごく普通の女性をとり上げるようになりました。
欲をいえば、最近の女性のファションの事も取り上げてほしいです。ファッション雑誌は、読者の眼を引きますが、服自体が高価です。女性が着やすく見た目がきれいで、適度な価格のファッションを選択できるような情報を増やしてほしいです。ファッションは、女性活動家でもそうでなくても共通な事と思います。
それだけ、女性の関心事や要求も多様になっているので、職場や地域、学園の党員の方はもう少し勉強をしたほうがいいとおもいます。