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「組織論・運動論」討論欄

とんでもない誤解

1999/8/26 げじげじ、40代

 8月23日付けの川上慎一さんの投稿のなかで、とんでもない誤解があったので、その点についてのみ書かせていただきます。
 川上さんは「げじげじさんが非党員であるとは考えられません」「げじげじさんは党員だと私は確信しています」と繰り返し述べています。結論から言いますが、私は党員ではありません。ただし、『さざなみ通信』の投稿フォームで明らかにしていますが、私は高校1年で民青同盟に加盟し、予備校から大学にかけて一時期党員でありました。しかし、党を離れてから20年以上であり、その間も支持者ではあり続けましたが、党やその影響を受けた活動にはまったく関わってきませんでした(現在もそうです)。ただし、職場や教育実践(学校現場にいることは以前投稿した文章のなかではっきりと書いています)のうえでは、自分の信じる道を歩み続けてきたつもりです。そして、自分の歩む道と日本共産党の目指すものが基本的には一致していると思っています。ですから、投稿する立場は党内の人間(党員)ではなく、党に対してまったく責任も権利もない一支持者としてでしかありえません。
 川上さんの投稿を読むと、私が党員で、その立場を明らかにできないのは、「党員として許されないことだという重い認識があるから」であるとありますが、私が『さざ波通信』の議論に参加するのを躊躇するのは、もちろん党員としての「重い認識」からでなく、一支持者として、この『さざ波通信』の果たす役割に大きな危惧を感じるからでしかありません。また、「彼の立場が党を擁護するものであることは誰の目にも明らかです」ともありますが、そんなことは私の投稿ではっきりと言っているわけですから、「誰の目にも明らか」なのは当然です。それとも、川上さんは「党中央に忠実な党員」以外は党を擁護してはいけない(するはずがない)とでも思っているのでしょうか? あるいは、現在の日本共産党のなかには自分が党員であるということを偽って(党外の人間を装って)、このような議論に参加する党員がいても不思議はないという認識なのでしょうか? 前回も書いたように川上さんも含めて『さざ波通信』や、そこに投稿する人々にある、党や多くの党員に対する不信感をまた感じてしまいました。党内でさまざまな問題や、意見の相違はあったとしても、党員間の同志的な結びつきは持っていてほしいです。
 川上さんが私のことを党員だと断言したのと同じように、この『さざ波通信』やそこに投稿する党員を100パーセント信じることはできないのではないでしょうか? 私は以前も書いたように、『さざ波通信』や川上さんも含めた党員の方々のことを断定的には判断するつもりはありませんが。ただ、今回のことで明らかになったように、匿名を前提としたネット上の議論に対しては「k」さんのような意見が出てくるのは当然だと思います。

 *ロシア革命時の詳細な資料、ありがとうございました。これから勉強していきたいと思います。私も「文献学的な論争」にあまり意味があるとも思えませんし、私にはそれだけの能力もありません。ただ、いきがかり上、不本意にもそうなってしまいましたが。もし、私が党員ならば、もう少しまともな議論を組み立てることができるでしょう。当分、投稿はしないつもりでいましたが、とんでもない誤解があったので、とりあえず急いで書きました。