しばらく発言をひかえていましたが、いろいろな思いがふっきれましたので、あらためて討論に参加したいと思います。
私は、綱領・規約改訂案の討論に際して、「綱領」では対米従属規定、2段階革命論、統一戦線戦略について、また「規約」では民主集中制について、これらを原則的に堅持することを前提に討論が展開されることを望みます。
なぜなら、これらの規定は党の綱領・規約の要諦ともいうべきものであり、それらを部分的であれ否定するとなれば、日本共産党の性格自体が変更されることになると考えられるからです。また革命理論の一貫性、整合性という点からも矛盾をきたすことになり、極論すれば一種の解党論に行きつくことにさえなるのではないかと危惧されるからです。
だとすれば、現在の日本共産党の原点ともいうべき第8回大会以後の基本路線を確認しつつ、そこからの無秩序的逸脱ではなく、それの現代的発展を展望する活発な討論こそがいまもとめられているといえるのではないでしょうか。
とはいえ、綱領・規約における上記の諸規定については、その解釈にそうとうな幅があることも事実であり、その幅の広がりのなかから、討論をつうじてあるべき姿が浮かびあがってくるものと確信します。活発な討論を期待します。