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綱領・規約改定案

科学的社会主義という用語を削除する

2001/11/27 Hegel、40代

 私の読み違いでなければ、綱領・規約の中で科学的社会主義という言葉が表れるのは、綱領7箇所、規約中4箇所である。特徴的なのは、科学的社会主義が何か、という定義が書かれていないことである。もちろん、中央員会の報告を読めば、それがマルクス・レーニン主義のことであることは明らかであるが、入党の条件は、綱領・規約の承認であるから、一方的に、何が社会主義の科学的理論なのか、党中央の見解を個々の党員に押しつけるわけにはいかない。ここまできたら、いっそのこと、この用語自体を削除したほうがよいと思われる。

 現在の共産党の運動の停滞の最大の根本的な原因は、唯物論哲学にあると思われる。

  1. 主体概念を明らかにしえないために、常に運動に動揺を生じさせている。
  2. 理論的態度と実践的態度の関連を正しく認識し得ず、結果として。理論戦線の構築を自然発生に委ねてきた。

 科学的社会主義の用語を削除することによって、明確に唯物論哲学から手を切ることが必要である。もちろん、この際、清算主義の誤りに陥ってはいけないことは言うまでもない。

 ついでながら、独習が学習の基本である、というかねてから言われてきたことも、明確に規約に盛り込んだほうがよいと思われる。この点は、党中央も異存がないはずだ。これだけでも、党活動はだいぶ改善されるはずだ。

 よんどころない事情で、半月程投稿できません。詳しいことはおって説明しますがが、その間もこの件に関して活発な討論が行なわれていれば、望外のしあわせです。