今回の総選挙で自分はほとんど活動しなかった。自身の体調不良もあったが、昨年の一斉地方選挙で精根尽きるまでの奮闘をしたのに結果を出せなかったことに対する無力感、脱力感に寄るところが大きかったように思う。深夜まで開票速報を見ていたが、地元の小選挙区候補の落選が確定したとき、敗戦に初めて涙した。いつもなら「やるだけのことはやった」という自負がある種のすがすがしさをもたらしたのだが、今回は自分のふがいなさだけを感じている。ただ、初めて傍観者的に選挙戦を眺めていて、党の闘い方にややじれったさを感じた。「反共反撃も確かに重要だが、消費税率の引き上げ反対をもっと正面に掲げるべきじゃないのか!?」「『日本改革論』は確かに正論だが、もっと焦点を絞り、もっとわかりやすい言葉で訴えるべきじゃないのか!?」死にものぐるいでやっていたときには見えなかったことが少し見えたような気がする。
さあ、今度は参議院選。ゆっくりさせてもらったお返しに、今度はもっと主体的に戦闘的に闘ってみようと思う。市民の意識は多少「保守化」しているかも知れないが、確実に苦しさを増す現実の生活に、まもなく目覚めるに違いない。まず、なぜ日本共産党が伸びなかったのかを聞いていこう。そしてそれに対する自分なりの答えを用意しながら、「しんぶん赤旗」見本紙を手に、眠り込み欠けているみんなを起こしていこう。