投稿する トップページ ヘルプ

「現状分析と対抗戦略」討論欄

地域経済さんへ

2001/7/14 tabito、サラリーマン

 20代という若さでしっかりした考えを持ってらっしゃることに敬意を表します。
 マルクス・エンゲルスがその不朽の名著『共産党宣言』で「資本は国境を越える」と喝破してから150年近くが経ちました。ブルジョアジーはそれ以前のいかなる階級よりも生産力の発展、の一点において多大な「貢献」をなしえたのを確認することから説きおこしたのも『共産党宣言』でした。
 マルクス・エンゲルスは、凡百の「社会主義者」とちがい、資本というものの先進的役割を誰よりも深く解明・認識していたからこそ、その歴史的限界も見通すことができました。
 逆に、資本の意味を小児病的にしか理解しなかったソ連・東欧などの「国権的社会主義国」は、「資本主義」の闊達さの前に敢えなく敗退してしまいました。
 自らの延命のためにも敵である社会主義から、8時間労働制や各種社会保障など多くのものを学んだ資本主義が、「敵」の自壊によりいわば先祖返りして本性丸出しに暴れ回ってるのが、こんにちのグローバル資本主義なるものの本質です。
 なにやら最新の経済理論を振りかざしてるやに見える竹中など、なんのことはない資本の本性丸出しにいっさいの規制をかけるな、とわめいてるに過ぎません。学者の名に値しない。
 資本は、すでに歴史的任務は果たし、別の何かにバトンタッチすべき時代に入ってる。その何かが、じつはあなたのおっしゃる「地域経済」なのだと思います。これには理論的実践的に解明しなければならない数々の課題があります。これからいっしょに考えていければ幸いです。

>行動はローカルに地道にやり、しかし連帯の心はしっかりもつ。これが大事です。

 同感。 スィンク グローバル、Act Local
 がんばりましょう。