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「現状分析と対抗戦略」討論欄

無視すべきでない石原都知事の言動

2001/8/17 桜坂「パンセ」智史、40代

 小泉首相が靖国神社に8月13日に参拝した。15日に石原慎太郎都知事が参拝した。女性記者が「公式ですか、非公式ですか?」という質問に「都庁からきたんだから、決まっているじゃないか。馬鹿な質問をするなよ。」と激怒した。なぜこの質問に怒る必要があるのだろうか。政界では、小泉首相の「改革断行」でうまくいかなければ、鳩山政権を、さらに石原都知事を次の首相に、という裏の噂がとびかっている。そのような情報を背景にして、質問は当然である。この都知事は、自分を批判したりうまく的を射ていると、「左翼が何を言っているのか」とか罵倒を浴びせたりする。
 かつて三島由紀夫がクーデターを叫び、自衛隊駐屯地で割腹自殺した。その時、石原氏は三島氏を批判した。だが自衛隊を「三軍」呼ばわりして治安訓練を毎年行われる総合防災訓練に唐突におこなったり、強引に全国でどこも採用していない扶桑社の歴史教科書を都立養護学校教科書に押し込んだりしている。まぎれもない全体主義、軍国主義者である。このような政治家に毅然と対決した姿勢をとることこそ、反戦平和軍縮の日本共産党の立場と思うが、党中央はどうお考えになっているのだろうか?