まず、過半数政党連立を築く上で、反動阻止の「資本主義の枠内での改革」が、不可逆的前進の第一歩となる「反帝・反独占の民主主義革命」に先行することは、現状では、やむを得ないと認めるべきだ。「資本主義の枠内で」、競争の公正なルールの策定や社会保障・自然環境保全の充実や地方分権・公的情報公開の徹底などを、他の左派(中道)政党とともに、どのように進めてゆくか、綱領に明記し、現状に慣らされてしまった有権者の理解を広く求める必要があろう。
党単独での政策と、小連立および大連立における政策とを、しっかり区別し、後者から前者への道筋を、きちんと示せば、旧社会党の轍を踏むことはなかろう。
議会政治は過半数とってナンボのもの、これからも意地はって少数派のままでは、いづれ大多数の有権者から見放され議会の表舞台から消えることになるだけ、ものわかりよく信念を貫く大人の態度を見せてほしい。