風早泉さん、ご教示をありがとうございました。国会での社民党の位置と、横浜や京都の選挙でのスタンスとは全く異なります。「自民党を勢いづかせ」はいまも同じ考えですが、その後の地方選での文は、反自民の立場をとる私の文としては大いに矛盾したものです。横浜の相乗り現職も民主党に近い無所属の代議士にも、私は支持しません。京都は、反共産勢力が自民党と他の勢力にわかれましたが、どちらも支持しません。社民党が両方とも与党だったこと、あなたのおっしゃるとおりです。お詫びして訂正します。
辻元議員をめぐる状況は、彼女にとりますます悪化している。私はいささかも辻元氏を否定しない。高度の政治状況と前回書いた。外務省の官僚制は鈴木宗男議員一人の問題にすりかえられた。加藤氏の離党と引き続く内紛は、辻元清美さんの秘書問題にすりかえられた。詐欺や、政治資金規正法など法的に抵触すると言われだした。センセーショナルな取り上げ方がされ、一気にマスコミは叩き出した。このような取り上げ方が「国民の知る権利」という。
私は自民党に比べて財政的にたちゆかぬ社民党が秘書の費用を活動に使うことを問題とは考えぬ。友人は、相手が巨悪であっても、民衆の側は清き貧しさを濁らせてはいけないと助言してくれた。悪には悪を、の否定である。あるいは目的と手段の関係である。
自民党の巨悪の弱いマスコミが野党には、とも思う。私は一時政権に参加して次々に社会党のよい政策をかなぐり捨てた社民党が、民主党により労組がごっそり抜けた。そのことが、社民党を市民運動型の政党に脱皮できるならと考えた。
貧しき市民運動家たちが政治に参加する、そのよい契機を生かしてほしい。
京都知事選は面白くなってきた。このことを書くつもりでいたが、事実問題として大きなミスがあったので、一般投稿欄にとも思ったが、両論並ぶほうがわかりやすいと思いここに書かせていただいた。
追記
改めて、前の私の投稿を読み直して、思い出したことがある。
確かに社民党は、京都でも横浜でも与党である。そして私はそれらの土地でまけると書いた。よく考えてみて、執筆の時の考えを思い出した。自民党が勢いづいてこちらが負ける。そう、こちらは共産党側である。社民党は自民党と共にある。
つまり、辻元問題は社民党でも、自民党に勢いをもたせれば、反自民党勢力を打破する。辻元氏が社民党でも息を吹き返した自民党は、社民党一党にとどまらず、必ず森川候補を集票力の創価学会と共に集中力をもつ。そのことは、社民党だけでなく、野党の共産党側にふりかかってくる。そのことは、直視すべきであろう。