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「現状分析と対抗戦略」討論欄

福井や東京知事選独自候補はまずかったのでは・・・

2003/4/27 なおみちゃん、40代、建設技術者

 かつて社民党市民派や虹と緑の500人リストは、緑の党という独自政党をめざしていたが、赤軍派や中核派がその母体であることがばれてから、政策の一致点を重視して共産党系の首長候補や府県議候補を応援することが多くなってきた。
 共産党はというと、首長選は東京(老婆不要論の軍国ジジイ)や福井(土建政治か脱原発か)など主張が分かりやすいところでも独自候補にこだわり、公費の震災復興や住宅助成を入れてくれた鳥取は無投票にした。(もっとも、片山さんは有事法制も反対など、かなり共産党の主張を今回は入れてくれたのだろうが)その結果、東京は大差で石原慎太郎が再選、福井は挑戦2回目の脱原発候補が惜敗した。共産党の独自候補は、最初は一線とか言われたが、結果は微々たるものだった。樋口恵子さんや、高木文堂さんは、共産党に支援してほしいとは一言も言わなかったのだろうか?
 お隣の京田辺市でも、共産党下部組織の京建労が主張していた住宅助成を入れてくれたから現職を推したい人もいるとのことで、新左翼出身ながら部落補助金見直せとか母親として平和を守りますとか随分共産党の政策に理解を示していた女性候補に対して、独自候補こそ立てなかったものの自主投票にした聞いている。この原稿が掲載される頃には結果が出ているのだろうが・・・尼崎で市議はやっていたものの無名に近い女性が市長になれたのは、もちろん共産党も組織をあげてばっちり支援した、新左翼と共産の共闘だったからである。
   共産党は、統一地方選前半で道府県議の議席を2/3に減らす惨敗、衆参補選が注目されないのは、どうせ共産党候補は主要政党の中では最下位だと、誰もが思っているからだろう。
 最近の共産党のビラは公明反撃に終始しているが、自民党や民主党との政策的な違いや、社民党がテロ支援政党である事実も指摘していかないと、次の国政選挙でも惨敗する(具体的には、一番強いはずの京都で唯一選挙区当選している西山とき子さんなど一番危ない)かも知れない。
 せっかく無党派の中にも独自政党を作るより時と場合によっては共産党を応援しようという人が増えているのだから、その期待に応えないといけない。経済より持続可能な環境に価値を置いて農産物の国産を増やしたり、公平な貿易をしたりする考えは、自民や民主右派の支持母体が必要とする新自由主義とは相容れないはずだし、実状が随分違う中国をモデルにするのでなくて金正日の亡命などで復活した中国とのコネを生かした方が良いのでは?
http://www.naomi-ando.com/kenpou.htm