国民の多数の方にとって日本共産党の政策はありがたい政策が多いと思います。今一歩、国民の支持を得るためには、財政基盤を明確にして政策の「選択と集中」だと思います。
国の予算は、ほぼ80兆円で、約50兆円弱が税収で、約30兆円は借金。右肩上がりが終わり、中国等の台頭、グローバル化の中で、規制が多く、利権構造、平等主義の、競争のない日本的「社会主義」の転換をする必要があります。右肩上がりが前提の財政、医療、年金ほとんどのものが破綻していると言っていいと思います。
小泉改革は、抵抗勢力を明確にすることによって、自民党政権下での構造改革に限界があることを国民に示したと思います。
今の時代、野党にとっては大きなチャンスだと思います。非常に大きな変革が必要なとき、どこまで自民党と異なる、実現性のあるビジョンを提示出来るか。日本共産党は、社会的弱者の立場に立つという点で一貫していますが、いつもそうだと「やれ税金を安く」「福祉充実」「補助金・・」 社会の変化への対応も自分にとって厳しい話だと、「制度改悪反対」「・・を守れ」となり、運動は「反対運動」となります。そうなるとなかなか思いきった政策は実行出来ません。
「選択と集中」ということになると、厳しい話も出てくると思いますが、財源を明確にし、思い切った迫力ある政策提言を期待します。