原様、はじめまして。
24日投稿での指導部の「選挙総括」への批判、なかなか鋭いですね。
もっとも、「レーニンの驚くべき柔軟な選挙戦術 」の紹介は、古典を「教条」として引用することが大好きな一部の「主義者」にはダメ押しにはなりますですが、私には貴殿の以下の論理だけで十分であり、蛇足です。
>基本路線で自民党政治の枠内である政党(民主党)が「反自民」であるはずがないのである。
ことを前提にして、なおかつしかし、そのような政党状況の下でも、党の選挙戦術は、
>国民への選択肢提供という部分的な問題に矮小化されている
と批判し、
>上に見た彼らの検討の視点は、事実上、社会変革の視点を抜きにして党勢の発展のみを考慮しているか、あるいは、社会変革への接近を党勢の発展と単純に同一視しているか、を意味しているのである。
おそらくは後者なのであろうが、社会変革への接近という視点ぬきに選挙戦術を検討することは、革命政党という特質をみずから捨て去り、ブルジョア政党に堕すことを意味している。
と結論すること。
つまり、党指導部」は、「人民を信頼して」などと口先では言うものの、社会の変革過程での主権者の政治的「経験」を殆ど信頼していないと言わざるを得ず、『さざ波』編集部の批判するセクト主義と共に、根は以外に深いのです。