7月25日付けのとんびさんのご投稿を読み、実にわが意を得たり、という感 をつよくもちました。実は「九条の会」について、他の主題別投稿欄に投稿したばか りでしたので、まったく同感ということを述べ、すでに投稿したことは省きます。
「地方組織活憲」という視点にはまったくそう想います。
20代のひとびとへの対応には異論はありません。いま私は52歳です。60代以
上のひとびとへの対応として「年金」問題対策をあげておられた。すこしだけ気にか
かります。
実は55~60代は団塊の世代の中心。社会変革に熱く燃えていた彼らは経済生活
だけでなく、社会の状態や社会心理にも鋭敏な感覚をもっています。
60代以上に最も必要なのは、「生きがい」「社会がまともに向かっている」とい
うことだと想います。実に50代、60代の男性の自殺率は急増して群を抜いていま
す。将来のことや経済的不安もかなり強いのですが、彼らが所属する世間が生きるに
値するという社会的状態を無視できません。
そういった彼らが、いきいきと生きてゆく。
とんびさんがおっしゃる20代や60歳以上が、いきいきと社会参加できるように
共産党員が健闘したとき、はじめて人民的議会主義は、新聞と党員の拡大拡大で明け
暮れる「運動」ではなく、いきいきと民衆とふれあいながら、大衆の中にはいってゆ
き、そのような質をもつ大衆運動が選挙運動ともリンクしてゆくのでしょう。
大衆運動だけやっていれば党勢は拡大できるものではなく、独自の系統的課題だ、
といっているうちに、大衆から遊離して、拡大したそばからつぎつぎに減紙してゆく。
こんな繰り返しでは、ざるで水を盛っているようなものでしょう。
現状をありのままに見つめて、どう選挙で闘うかを考えるうえで、民主党や無所属 候補、地方の尊重など、とんびさんの御意見には日本共産党が一桁国会議員数から脱 出するための効果的プランが打ち出されています。