中国に語学留学に行っていた友人が久しぶりに日本に帰ってきた。中国語も日常会話が出来るようになって中国人の友人もたくさん出来たとのこと。
彼曰く、「中国の一人っ子政策は一人ひとりがひ弱になるのではと思っていたが、反対に個人個人が強くなっていると感じた」との印象らしい。その中国の友人が小泉首相が靖国神社に参拝することには反対で、なぜ参拝するんだと色々言われたとのこと。ただ小泉首相の参拝には反対だが日本は結構好きな人が多いとも。ただ日本のみならず他国の労働者と連帯を考える人は全くと言っていいほどいないらしい。自分を如何に高め、高い収入を得るかに一生懸命だ。
最近、中国から来た人たちと話をする機会があったが、最初の話題はオリンピックの話になった。
いきなり「日本はいくつ金メダルを取った?」である。「16個だ」と答えると、中国の方は「日本の場合、半分は柔道ですね。日本は金メダルの数で2位になるのは難しいでしょうね。」ときた。「それは無理ですよ」と答えざるを得ない。
中国の方曰く「最近、お金持ちの数としては、中国の方が日本より多くなったと思う。ただ年収が日本円で1万円以下の人も多くいて、これが中国の今一番の課題で、政府も頭を痛めているところです。」と何十万人という自殺者の数は全世界の1/4を占めるらしい。貧富の大きな差も原因の一つかもしれない。大きな国なので色々大変な問題がある。
日本と中国は末長く仲良く付き合っていかなければならないお隣り同士である。仲良く付き合って行くためには二つの側面がある。一つは共通点を見出すこと。もう一つは相違点を知る事。それによって理解が生まれ、認め合う前提となるのではないだろうか。