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「現状分析と対抗戦略」討論欄

那覇市長選と共産党の衆院選政策

2004/11/14 千坂史郎 50代

 こうして書いている夕方に、那覇市長選の投票が進んでいる。 自民公明の現職に、社会大衆党・社民党・共産党・民主党・自由連合が共闘して 、高里すずよさんを候補として健闘している。結果がでたら、あとで感想を記す こともあるかも知れない。

 私は日本共産党が、「衆院選ですべての小選挙区に候補を立候補させることを 見合わせる」という方針を支持する。
 それが必ずしも、民主党や社民党、革新無党派との共闘になるかどうかは、今 はまったくわからない。

 それでも、日本共産党のそのような政策公表は、那覇市長選での共闘に弾みを つけたことは、間違いあるまい。

 ファルージャでのアメリカ連合従属軍隊によるイラク・ジェノサイドのむごさ ひどさは、歴史上数少ない段階であろう。
 それを支持する強弁の小泉首相の政治感覚のお粗末さによって、日本の政治が行 われている。
 この時点で、那覇市長選に取り組んだ現地反与党・革新共闘は、重要な闘争を 推進した。
 このさざ波通信で、日本共産党を支持したのは、私も多くはないのだが、ともか く多くの日本国内の「複数民族共闘」は意義を果たしている。辛淑玉さんはじめ 選挙権のない在日の皆さんの健闘を見習い、国内での反ブッシュ=コイズミ共闘 連合の民主主義闘争を静かなる民衆とともに進めていくときだと考える。