私も自分自身に決着を付けなければいけないので、年が変わったことを契機に、このサイトからは撤退しますが、その前にグローバリズムについての一般的な理解は次のようなものではありませんか。MSエンカルタという百科事典はご存知と思いますが、そこにはグローバリゼーションという用語が色々な場面で使われています。あなたの定義は恐らく、その一部と思いますので、下に引用しておきます。
イタリアの反体制活動家・思想家アントニオ・ネグリと、アメリカの哲学研究者であるマイケル・ハートが、2000年に刊行した「帝国」(EMPIRE)で提示した概念。アメリカによる一極支配(ユニラテラリズム)にともなうグローバリゼーションの状況を把握し、批判する考え方である。ネグリは、マルクス主義者であるが、マルクスの国家理論に対しては批判的であり、スピノザの国家論を軸にして、国家についての考察をしてきた。「帝国」は、国家を超えた存在として認識される。つまり、世界全体の秩序をアメリカの支配下で維持しようとする傾向、情報産業のコングロマリット化による情報操作の拡大、インターネットによる情報の拡散、それらにともなう「国境」の事実上の消滅といった、現代世界の急激な変化がある。そのような現代世界を、新たな「帝国」として見ようとする試みである。ネグリ、ハートによれば、これは「地球規模の帝国」(グローバル・エンパイア)の出現である。しかし、ネグリ、ハートは、この新しい帝国も、かつてのローマ帝国と同じように「衰亡」の要素をはらんでいるとする。 (C) 1993-2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.
貴方の理解は、これとも異なっていて、大企業の国を超えた活動の中で富を集中させる行為を特に指摘されているのでしょう。
それはそれで、理解はできますから、よろしいのですが、別のこのネグりのグローバリゼーションも、より一般的に使うグローバリゼーションも別に誰かの悪意に満ちた嘘八百というわけでもありませんので、もう少し包容力を持った理解をされたらどうでしょうね。