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「現状分析と対抗戦略」討論欄

英文解釈の原仙作先生に、(部分的に)敬意を表します。上

2005/08/20 スカンジナビアン 50代 自営業

 原仙作さんというと、昔懐かしい<英文標準問題精講>を思い出してしますなあ。(失礼!かな)
 冗談はさておき、原さんの論文は全くその通りだと思います。
 今の共産党の指導部は殆ど全選挙区に立候補させるという愚行を又しても実行しています。全く反動的とも言える愚挙ですね。
 私は民主党は自民公明連合と全く政策が同じだとは思いませんがね、、。やっぱり財界、保守反動勢力から見ると、民主党はまだまだ、保険、スペア的存在に過ぎず、その点からも、民主党を自民党と同一視するのは早計だと思います。現時点では、保守反動勢力にとっての最強最善の選択は自民公明連合ですよ。
 民主党は、未だ彼らにとっては、異端に過ぎず、それだけに、保守反動勢力自体、民主党を強固に自分達のものとしきれていないと思います。民主党の支持基盤を見ても、組織的には労働組合である連合(多分に御用組合的だが)に最大の支持基盤を置き、政治的には、無党派層を最大の支持基盤としている。これは伝統的な保守反動側の支持基盤とはかなり異なるものである。つまり、保守反動勢力にとっては、自分達の望む政策を実行するには、実に脆弱かつ不安定な支持基盤なのである。ここには、過大な幻想を抱いてはいけないが、国民的要求を部分的にでも民主党の政策に反映させる可能性があると思う。
 だから、民主党政権を実現させることはスタートに過ぎないが、しかし、そのスタートすらなければ、時間は何時までも止まったままである。実際、民主党が単独過半数を制するのは難しいと思う。
 そうなると、国会、衆議院の首班指名投票で、一回目は不破氏を立てたとしても、誰も過半数を得られないということがあり得るわけで、そうなったら、二回目には何らかの(極部分的な内容でも)妥協をして、不破氏をおろし、民主党代表に投票することもありうる訳だ。
 そうして、発言権を確保し、国民運動 世論に訴えて要求実現の先頭に立てばよいのだと思う。もし民主党中心の政権ができたら、次は必ず衆参同時選挙ではないだろうか。その際大事な事は、公明党を民主党政権に参加させる事を阻止し、自民公明両党を孤立させ大打撃を与える事ではないだろうか。まあ あまり先走ってもいけないが、保守反動勢力の足腰に打撃を与える事が重要だと思う。
 あの数千万枚の謀略ビラは公明創価学会の動員力抜きではありえなかったし、莫大な資金は政府の官房機密費や自民党の裏金あたりから出たのだろう。いまは保守反動勢力が資金も兵隊も圧倒的に握っている。民主党には間違ってもできない芸当だ。だから、自民公明連合が保守反動側にとっての最大最強の選択肢なわけだ。
 えっ共産党はどうするか? もちろん全選挙区立候補などは止めて、
 議席を争えそうな都市部で積極的にたたかえば良いと思う。