私は某地方中核都市の、しがない新貧困層の一員。在野文筆家としてこのサイトに初めて投稿する気になった。
管理人さん、ありがとう。時代錯誤な亡霊のような民主集中制に与することなく、精神構造逞しい、あなた達のような精神自立者集団に出遭えたことを心底感謝したい。
捨てる神あれば拾う神あり―――か。
党執行部のエライさんに告ぐ。未結集党員青年の現場に足を運び、一人一人の窮状を直視しろ。心身共に追い詰められた彼ら彼女らの本音、声なき声、怒り、叫び、絶望、党執行部への不信感、すきま風の吹く民青への不信感。うつ病、ノイローゼ、自殺未遂、音信不通者etc・・・・・・これらの事どもを真っ正面から見つめ、お宅らエライさんのオツムにしっかとインプットしろ!
私の街では遂に「19歳のホームレス」が出現した。言葉が見当たらない。この国もここまできたか・・・・・・
ガリガリに痩せこけている。歯がところどころ欠けている。ヒゲは伸び放題。汗が腐敗してスエた体臭が漂う。片目は失明なのか「見えない」という。毛布・布団は「2回盗まれた」。
つらいけれど、更に聞いてみた。今まで10回以上、酔っ払いサラリーマンやクソガキどもに襲撃され、ケガを負ったという。
これまで受けた犯行態様の陰湿さに私は驚いた。その手口はとてもじゃないが人間のやることじゃない。
殴る蹴る、それだけなら「まだマシ」なのだという。
傘の先端でダンボール・ハウスの天蓋から突き刺す「痴れ者」のサラリーマン4人連れ。悲鳴を出せば面白がって繰り返すという。
バケツで冷水をぶっかけるクソガキ集団。
ホームレスの汗と涙と労働の結晶、日雇いで稼いだ空き缶売上げ、通行人が読み捨てた週刊誌の再売上げ代をふんだくるクソガキ集団。
トラの子の「地見銭」をふんだくるクソガキ。
「遊ぶ金にもならねえゾ」と八つ当りするクソガキ。
未明3時、カンパ袋ごとかすめ盗るに至っては、なぜかアメリカ海兵隊員の手口を連想してしまった。社会全体を敵に回している。
酔っ払った勢いで電子ライターの火で脅迫しては楽しむ、隠微で下劣なサラリーマン。
「制裁だ」とほざき、黄色い小便を顔面にひっかける「チーマー」風のクソガキ。
たまたま通りかかっても「やめなさい」と言うだけで立ち去る3人連れの市の“欠陥”職員。
通行人は携帯電話をもっていても誰も通報しようとしないばかりか、好奇の目で冷淡に傍観者を決め込むだけ。まるで見せ物。アブグレイブ収容所ではないか。
ある蒸し暑い日の夜、犯行の瞬間に出くわした。「ヤツらだ!」見かねた私は小柄な身体でクソガキ集団の暴力からホームレスを守ろうとしたが、私は顔面をしこたま殴られ、鼻血が噴き出た。意識はあるがけっこうな出血量だった。ヤツらは慌てて闇夜に消えた。「もし刃物だったら・・・」と後で考えるとゾッとした。この10年で東村山や江戸川区、沼津市では(刃物ではないが)ホームレスが暴力で殺されている。西日本はどうか知らないが多分犠牲者が出ていると思う。
クソガキを少年刑務所にぶち込んでも多分逆効果だろう、人間をやめてもらいたい。
ホームレスを人間と思わない単なる「モノ」としか認識できないヤツら。この国の教育はそんな人間を拡大再生産し続けた。ホームレスに暴力を加えケガを負わせるのは傷害罪で上限が懲役15年以下又は罰金50万円以下。繰り返しケガを負わせば常習的傷害で最高刑を懲役30年まで引き上げることができるらしい。
クソガキは決して単独では犯行をやらない。必ず群れて悪行をしでかすのだ。いつかは犯行の瞬間を撮影してやるぞ。
許せない! どんな理由があっても最弱者を襲撃する、そんなことしかできない、そんなヤツは人間じゃない! クソガキを育成したダメ教師、というよか教育現場を知らぬ文部省・中央教育審議会の面々も責任から逃れることはできない(ただ、「社会一般もだ」とするのは過酷すぎるか?)。
サラリーマンは会社で毎日イジメられる。部長→次長→課長→課長補佐→係長→主任→ヒラ。イジメられた者は職階下位の社員へ、そのまた下位の社員へ、順送り。ヒラ正社員はウサ晴らしの牙を契約社員や派遣社員に向ける。軍隊内の陰湿な“伝統”とそっくりだ。
それを咎める者へも牙を剥く。
社内暴力からエスカレートした殺人未遂事件が、新聞に載るようになったこの国。
誰だかが言ってたな、「犯罪の欧米化」だって。慣れは恐いな。
異常な日常が“正常”とみなされてしまう。
「木の葉沈み、石が流れる」とはこのこと(更に、戦争もそれが日常化した社会では平時が“異常事態”に価値逆転してしまう。これは、よおーく記憶にとどめたほうがいい)。
小泉のコウゾウカイカクってものは、ニューヨークのサウスブロンクス、ロンドンの東部、ブラジルのサンパウロ貧民窟を日本に移植しようとしてるように見え、しょうがないんだ。これは皮膚で感じ取れるんだ。
「貧乏人? 低所得者? んなこたあ私の知ったこっちゃない、I'm not bissinessだ」小泉の本音はそうに違いない。それがコウゾウカイカクの正体だ。
幹線道の下をくぐる粗末な地下道や森林公園にも20~30代のホームレスが数人、うずくまるようになった。しかし、気長に話し掛けるうちに親しくなってきた。彼らはみな、話の筋が理路整然としている。
聞けば、「去年まで民青の活動家だった。今も党籍はあると思う」
「失業でアパートを追い出された」
私は涙を抑えられなくなり、彼らをひっしと抱きしめた。
不破や志位をここに連れて来て、オツムにしっかと焼きつけてやりたくなった。
私は今は食費を1日2食に節約しなければならない。そうしないと救援活動の資金が貯まらない。しかし近いうちにヨコハマの夜回り先生みたいな地元に根付いた精神的な糧(かて)、そんな意味の、ホームレス青少年にとって不可欠な存在になりたいのだ。遅々とした歩みだが準備を始めた。
ヨコハマの夜回り先生は現世の救世主だ。恵まれない若者のメシアだ。一歩、いや、半歩でも近づきたい。
本来なら、「未結集」なんて言葉自体、現党執行部体制側の高い目線、業界用語のニオイがプンプン鼻について吐き気がするが、とおりがいいのでやむなく使わせてもらった。
「未結集」を生み出す要因は、非民主的な民主集中制(党中央集権制)と、ヒラメ専従の冷淡な態度にあると思う。あとは実生活の不安定と不規則で過酷な勤務形態だ。いま日本の若者はとにかく蓄積疲労で疲れ果てている。貯金ができないほど給料は安く、搾取されている。
身体の慢性的な疲労蓄積は果然、思考力にも影響を与える。
党執行部から一方的に降りてくる指示命令なんぞ聞く気にならない。
綺麗事の未来社会論なんて誰が信じるものか! 破綻してるんだよ!
大なり小なり、それが嘘偽りのないところじゃないのか、え?・・・
個人の上に党の権威を置く、そんな倒錯した組織原理に不信感を持つ青年党員、民青同盟員は良識派だ。執行部に不信感を持つ「良質なメンバー」だ。だから未結集じゃないんだ。私ならそんな彼らを支援したい。