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「現状分析と対抗戦略」討論欄

原さん久々の投稿ですね。

2005/10/31 スカンジナビアン 50代 自営業

 いつもながらの説得力あふれる投稿に感銘を受けます。
 私は、むしろ今回の総選挙は分かりやすかったのではないかと思います。いかに国民を幻惑しようとも、明らかな既に何年にも渡って行っている犯罪的行為があるからです。それは、消費税12兆円の問題と勝ち組大企業向け10兆円減税の問題です。消費税というとそれ自体の逆累進性などが問題とされるが、(それもあるが)そうではなく、高齢化社会を支える為と言って導入したその貴重な財源をそっくりそのままほぼ全部勝ち組大企業の為の減税財源として使っていると言う事実である。マルクス的言い方をすれば、消費税自体の逆累進性とは階級的犯罪的(貧者の税金で富裕者を支える)税構造ということだが、そのため、ヨーロッパ諸国では教育医療食料と広範な非課税枠を設けて労働者貧民の保護策を講じて、その階級的犯罪性を中和し、さらにその財源を福祉や教育に投じて、財政支出の面から労働者貧民を支援救済する等々収入と支出の全体として見ればむしろ、階級的には労働者、貧民保護の税制となっている。
 では日本はどうか。
 これは勿論、医療以外の非課税枠(微々たるもの)はなく、そのうえ、支出面では勝ち組大企業向けの減税財源にすっかり使ってしまっている!!のだから、全く、階級的犯罪行為が明らかなわけです。
 ここに注目すべきで、私なら、<確かな野党>などと言う標語ではなく、関西のおばちゃん風に<なんで他人(大企業、大富豪)の税金をうちら(庶民)が立替払いせにゃならんの!?>とか、今回大挙投票所に足を運んで、自民党を躍進させたと思われる若者向けには、<コンビニで払う消費税、それは他人(大企業、大富豪)の税の立替払い!えっそんなのありか?>など、身近な税である消費税だけに、いくらでも標語が作れたと思う。キーワードは<他人の税の立替払い>それも大企業大富豪の税を庶民が立替払いさせられてるということでこれだと、<確かな野党>には無視を通した各党も答えざるを得ない。何しろ、10兆円の財源がスッカラカンになっているのだ。
 自民公明は小泉がテレビで言ったように、
 いや企業は日本の宝であって、、、などというしかないが、言えば言うほどその犯罪性が暴露されて、郵政、刺客と言った劇場どころではなくなっただろう。
 野党はどうか。
 これも、民主党は年金目的税の消費税アップを掲げたのだから、それなら、企業減税をどうするのかという問題をつきつけられるわけだ。
 そして、野党に対しては、全選挙区立候補をやめながら、打撃を与えるというよりは、共闘呼びかけ戦術をとるべきだろう。
 つまり、国民の前で、自らの口で語らせるという戦術をとるべきだったと思う。勿論平和護憲問題も従来どおり主張していけばいいのだけれど、敵に打撃を与えるキーワードとしては力不足だと思う。
 キーワードとしては、やはり、<なんで金持ちの税金を庶民が立替払いせにゃならんの?小泉君説明せんかね、ちゃんと、、>でよかったと思いますよ。国民の生活に直結してますしね。