千坂さん、はじめまして
私のまわりにも多くの共産党員がおり、心おきなく議論のできる友人である党員もいます。彼らは長年にわたる不如意な生活にめげることもなく、政治革新の熱意を、強靱な9条擁護の意志をもって活動しています。私は彼らと喜んで連帯するものですが、彼らの指導者たる不破、志位、市田らの「やりかた」を批判しないわけにはいきません。
何度も投稿で述べてきたことですが、この指導者らの指導では党の政治的影響力を冷凍保存するばかりだからです。4中総でも党の力量(内実は一般党員の力量)を高める必要を述べていますが、私に言わせれば、指導者が巨大与党の誕生を許すていたらくでも、この党が何とか保っているのは一重に一般党員の奮闘のたまものなのです。そのことは市町村選と国政選挙を比べればわかることなのです。小選挙区導入以前でも国政選挙では長期低落ですが市町村選では前進してきたのです。力量を高めなければならないのは党の指導者達なのです。この党の指導者たちの頭の中ではすべてが逆立ちしています。教えられなければならないのは一般党員ではなく、相変わらず前衛党のトンガリ帽子をかぶった指導者たちなのです。これでは9条改憲を撃滅する効果的なたたかいができないのです。
スカンジナビアンさん、こんにちは
私もスカンジナビアンさんの議論に同感です。小泉の「官から民へ」を覆すにたる、国民の気分に響く、一点集中的な小泉政治の暴露が必要だったのです。「確かな野党」では最初から小泉政権転覆の気概に欠けています。この党指導部の狭い了見が見え透いていて、どうしてこんな標語が決まったのか首をかしげたくなります。おそらくは、世間感覚からずれた上の方の会議で出た標語なのでしょうが、2中総の決定・「党の議席の値打ち」を国民に教えるという議論の焼き直しなのです。「党の議席の値打ち」とは一言で言えば「確かな野党」というわけでしょう。物事を逆立ちさせて見るこの指導部が気に入りそうな標語ではありますが、その効果の程を事前にマーケッテイングしてみることもなかったようです。
話は変わりますが、スカンジナビアンさんの北欧社会民主主義に関する投稿は興味深く読ませていただいています。仕事をしながら投稿するのも大変なことですから、あまり負担にならぬよう、少し気長に構えることをお勧めします。暴力革命だなどと気軽に言う人たちには韓国映画の「Brotherhood」でも観ていただいて五感を働かせてもらいたいものです。