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「現状分析と対抗戦略」討論欄

杜魯月さま、日本共産党さんの国民戦線化は既に終わっています、ただ柔軟性がないだけ

2005/11/27 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 さて、お説の日本共産党の「国民政党化・統一戦線党」と言う命題ですが、実質はもう完了していると思っています。
 ただ実行力がない、その意欲がない、統一戦線を作る主体がない、勇気がない、大胆な飛躍がない、何よりも自己の保全が優先しているから代わり映えがしない、ただそれだけです。
 党勢低迷後、選挙では必ず「市民運動との連携」をスローガンに上げてきたと思います、しかし連帯を叫ぼうにもその気がなかった、アイデアもなく、干からびた方針しか提案出来なかった、それが今の日本共産党の実態だと思います。
 元々やる気がないのに幾ら党名を変えても、統一戦線をぶち上げても、成果は得られません、主体が何ら変わらないのに、スローガンだけ変えても人は寄って来ません。
 いい例が各地に雨後の竹の子ように出来た、共産党系の「9条の会」です、どう見ても共産党の人ばっかりが集まって、じっと閉じこもっただけで「9条の会」を自称している、それで9条の会を作った、良かったと思っている、しかし大胆に外に連帯を求めなければ、名前倒れにしかなりません。
 憲法を守ることも出来なければ戦争を防ぐ事も出来ない。
 大胆に変化すること、過去に囚われず素直に現実に立ち向かっていくこと、いまこの事が求められているのです。
 そして革命のこと、「賢明な党員諸君」ではなくて「革命の現実性」と言うか、「情勢」がなければ内部でどんな体制を構築しようと何にも動きません、過去どんな革命でも机上で進められたものはみんな失敗しています。
 革命とは計画して達成出来るものではないのです、また「潜入戦術」も過去成功した例がありません、警察権力にビビっている非合法地下組織なんて成立しません。
 しかし「情勢」とは本当に見極めが難しいものだと思います、それは敵との攻め合い圧し合いの中にあるかもしれないし、チョツトした変化のなかにあるかもしれない、目が覚めれば革命情勢のなかかもしれない。
 正直、私の個人的に見方ですが、今この世の中、大激動期に来ているのではないかと思っています、辺りを見回してもどこもどん詰まりに来ている、フリーター、ニート、引きこもり、年収200万円以下、貯金ゼロ世帯23%,非正規雇用の激増,生活保護世帯の激増、大増税、政治の腐敗と傲慢、治安悪化、かつてならもうこのくらいで「革命情勢」と言えたかも知れない、しかしまだ「革命の主体」がない、あっても余りにもお粗末で、貧弱だという事です。
 大胆な転換がなければ「革命」に勝利なんて出来ないし、たとえ議会選挙でも勝つことなど出来る筈がありません。  私たち自身が変わらなくては何にも出来ない、情勢も訪れてはくれないのです。