共産党が本気で政権をめざすというなら、国民政党としてふさわしい綱領を制定することが大事です。
現在の綱領は反帝反独占反アメリカ帝国主義で貫かれています。確かに現在のアメリカは世界最大の帝国主義国で、特にブッシュ政権は軍需産業や石油資本と結びつき、覇権主義をあらわにしています。
しかしアメリカには自由の女神があるように、もともと自由を尊ぶ国でした。アメリカのそういう二面性を正しくみるべきです。
戦後、アメリカの対日民主化によって日本は多大な恩恵を受けました。そのおかげで日本は戦後大きく発展し世界でも有数の国になったわけです。今の綱領はそういうアメリカの恩恵については一触れない公正さを欠くものです。
今の共産党は保守との連携も辞さない、というがそんな小手先のことより、国民政党として国民に信頼される公正な綱領をつくることが先決です。