共産党は小選挙区全区立候補の愚をやめて、民主党、社民党との選挙協力の提案がH氏から選挙前に出されていましたが、その提案が完全に間違っていたと思います。
なぜならば民主党は自民党とともに改憲を党の方針にしたのですから、H氏は改憲派を当選させることを提案したことと同じことになるのです。とはいえ私は今や日本共産党も改憲派であると考えるにいたっています。
衆議院選挙が小選挙区制を採用したことにより日本共産党は今後国会で多数を占めることは不可能であり、議会主義はすでに破産しているのです。よしんば何かの拍子に共産党が30議席もしめるようなことがあるとすれば、比例代表制をなくすれば5議席以下になり政治勢力ですらなくなるのです。しかもなお議会制民主主義を社会主義社会の実現の「道具」であると固執するならば単なる夢想家にしか過ぎないのです。
改憲に対して論憲.創憲、など結局は相手の土俵で相撲を取ることになるが活憲も同じことです。真向から改憲阻止、護憲をスローガンにしなければならない。
私はマルクス・レーニンの影響で暴力革命以外に社会主義、共産主義は実現できないと主張してきているがまともな反論はいまだ出くわしていません。私はその是非をいっているのではなく論理をいってきたつもりだが、やたらな恐怖心を想像されるだけで全く科学的な反論はないのです。
かつて革命が平和的に成し遂げられた世界史があったのだろうか。国家とはなんだろうか。国家とは階級支配のための暴力装置であるとレーニンは看破しなかったのであろうか。多くのレーニンを引用されるH氏は肝心要のレーニンの暴力革命論を回避されるが故に選挙に夢を託すのである。ましてやこんな党が多数当選して何の助けになるのでしょうか。
実は共産主義思想とは、暴力革命に対する態度によって識別されるのである。どれだけの教養を積もうと、資本論を暗記していようが関係はないのでしょう。
第7回党大会以降の党員は平和革命論で説得されて入党したのでこのさざ波で多くの反対に出会うのはわかりきっているが、あえて私は事実を書いてきたのである。
論理的な反論を期待する。